「山の糸島」飯原エリアに佇む100年古民家
福岡都市高速から西九州道を経て、西へ。福岡都心部から糸島へのドライブの玄関口となる前原インターチェンジで高速を降ります。北に進めば糸島の代名詞である海沿いのエリアが広がりますが、今回はハンドルを転じて南へ。前原ICから10分ほど車を走らせると、飯原エリアに到着します。
福岡県と佐賀県の県境に走る背振山地のとば口にあたる飯原エリアには、緑あふれる山林と穏やかな田園風景が広がります。秋には雄大な大カエデが真っ赤に色づく紅葉の名所・雷山千如寺大悲王院や、涼やかな流れが四季を通じて訪れる人を癒す白糸の滝など、糸島の山の魅力を象徴するスポットにほど近い、豊かな自然を満喫できるエリアです。
この飯原で、100年もの歴史を積み重ねてきたのが、今回ご紹介する物件です。
物件紹介
「古民家」という響きにロマンを感じるタイプでも、「100年はちょっと……」と二の足を踏む方もいるでしょう。ですが、この物件は一味も二味も違います。
2018年にこの物件を入手したオーナーが、思い切ったリフォームを断行。古民家の風情を生かしたまま、屋外にはすべり台まであるプライベート公園に石庭を備えた和風庭園、屋内には洋室のベッドルームにIHヒーター導入のキッチン、さらには庭園内を流れる清流を一望できる露天風呂まであつらえました。
庭に新設したウッドデッキからは、滴るような緑があふれる飯原エリアを一望。ウッドデッキの二階部分には、夕日を眺めるために絶妙な角度をつけたベンチを設置しました。
現オーナーが「いい家にしたい」という一心で続けたリフォームの結果、誰もが驚くような「夢の古民家」が実現したのです。
実はこの古民家、現オーナーが民泊用にと改装したもの。2019年から宿泊を受け付け、Airbnbでの評価は5点満点中4.98点と文句なしの好評を獲得しています。
▲お庭でのBBQも最高です。
今回は家具・家電など民泊として使用していたものをすべて含み、入居後すぐにでも生活できるという好条件。しかも借り手側は個人・法人はもちろん、複数人での利用もOKで、リモートワークの拠点としても活用できます。
テレワーク、リモートワークなど、オフィスの場所にとらわれない働き方が求められるようになってきた昨今。実際に自宅で仕事に取り組んでみると、思ってもみなかった不自由さに直面している……という方も多いのではないでしょうか。
近年、日本の住宅事情は「部屋数よりも、居室をいかに広くとるか」というムーブメントで動いていました。伝統的な日本家屋のように四畳半や六畳の部屋がいくつもある間取りではなく、広々としたリビングダイニングキッチンに家族全員が集う、という方向性です。
しかし、この大きなリビングで仕事をする……というのは思った以上に難しいこと。子どもやペットも同じスペースにいるわけで、どうしても気が散ります。さらに、同居しているパートナーもリモートワークだった場合はもっとたいへんです。同時にオンラインでの打ち合わせが入るとなると、気疲れもひとしおでしょう。
そこで、古き良き日本の間取りを生かしたこの物件の出番です。もともと大家族が暮らしていた古民家だけに、スペースは豊富。12畳の広間も、襖を閉めれば6畳の個室2部屋として使えます。リモートワークで思わぬ職住接近を強いられてしまった方への、ひとつの回答となるでしょう。
会社で借り上げて日替わりのリモートオフィスにしてもよし、フリーランスのクリエイターが共同で借りてもよし。日本庭園の手入れはオーナーが定期的に行うため、メンテナンスに気をつかう必要はありません。オーナーを通じて、地域の皆さんとのゆるやかなコミュニケーションを楽しみたいという方にもおすすめです。基本的な住設備は整っており、露天風呂だけでなくしっかり内風呂も完備されております。
まとめ
コロナウイルス感染症が蔓延するなか、通勤やオフィスでの「密」状態になんとも言えない恐怖感を覚えている方も多いことでしょう。一方で、現代日本の住宅事情では自宅内で仕事ができる環境を作るのは一苦労。この物件は、現在の状況に対するひとつの答えになります。暮らし心地はAirbnbユーザーが保証済み。まずは、見学のお申込みをお待ちしております。
間取り図
※グレー部分は賃貸借範囲外となります
物件概要
種別 | 賃貸 |
賃料 | 17.5万円 |
管理費 | ー |
敷金 | ー |
礼金 | ー |
所在地 | 福岡県糸島市飯原 |
交通 | 糸島市コミュニティバス白糸線「飯原口」停 徒歩10分 |
土地面積 | 230.23㎡ |
建物構造 | 木造/瓦葺き1階建て |
建築年月 | 1920年 |
契約 | 普通賃貸借 |
その他 | 要火災保険契約 |
(文:深水央)