福岡移住計画を運営する当社(株式会社SALT)が手掛けるコワーキングスペース「SALT」に、昨年から入居いただいている東京海上日動火災株式会社。大学生就職企業人気ランキングで長年上位に入り、2022・2023年卒では2年連続で1位に輝きました(文系総合/マイナビ・日経調べ)。そんな憧れを集める同社では、現在キャリア採用を積極的に行っています。
連載記事としてこれまで4回に渡りインタビューをご紹介しました。過去の記事はこちら
https://fukuoka-ijyu.jp/2023/04/24/kyujin-tmnf1/
https://fukuoka-ijyu.jp/2023/04/24/kyujin-tmnf2/
https://fukuoka-ijyu.jp/2023/07/20/kyujin-tmnf3/
https://fukuoka-ijyu.jp/2024/04/08/kyujin-tmnf4/第5弾の今回は、沖縄と大分という地方支社で、子育てをしながら働く社員2名の方にお話をお聞きしました。
スポーツ科学から保険業界へ
栗原明音(くりはらあかね)さん
・所属:沖縄支店 うちなーリテール支社
・入社:2012年4月
ーご出身と入社までのお話を聞かせてください。
私は福岡県春日市の出身です。家族が転勤族で、九州内を中心に様々な場所で生活してきました。
大学は当時関心の強かったスポーツ科学を学べるところを選んで関東の大学に行き、アスレチックトレーニングを専攻していました。就職活動ではスポーツトレーナーや教員になる道もありましたが、なかなか自分の中でしっくりくる未来が描けずに一般企業への就職を目指しました。
そこから、なぜ保険会社に入ったかについてですが、まず職種としてはなんとなく営業職に興味があったのと、その中でも商材がモノじゃないものがいいなと思っていました。モノの良し悪しではなく、個人の力や信頼関係で売っていける、そんな商品を扱う仕事として保険会社に魅力を感じていました。
そして、2011年の東日本大震災の影響もあり地元福岡へ戻ることを考えていました。その際、東京海上日動の存在を知り、Iターン制度(※)で勤務地を選べたり、当社の福利厚生や社員に対するサポート体制に惹かれました。
自分が就職活動していたタイミングと、希望していた条件、あとはちょうど大学のOBが働かれていて話を聞くことができて企業文化にも共感した、そんないろいろなことがマッチして入社が決まりました。
※「Iターン制度」は転居を伴う転勤のない従業員が、結婚や親・配偶者の転勤などに伴い、勤務エリアを変更することで、当社で継続して勤務できる応募型の人事異動です。
ーいい出会いがありましたね。そこから入社後のキャリアについて教えてください。
福岡で入社してからしばらくはディーラーさん向けの営業をやっていました。
その後2回目の産休明けのタイミングで、夫の転勤が沖縄に決まり家族で移住したのが3年前。そこからは沖縄地元の代理店さんたちを担当する仕事になりました。
現在は「うちなーリテール支社」の課長代理という、課長の補佐的なポジションで、チームの統括を担っています。自分の仕事だけではなくチームのメンバーそれぞれの仕事、そして部署全体を見ながら動かしていくという役割になり、やりがいと共に責任も強く感じています。
福岡から沖縄へ
ー福岡と沖縄では仕事だけでなく生活や環境も大きく変わると思いますが、迷いや不安はなかったですか?
私自身、いつも物事をポジティブに捉える人なので、沖縄に行くこともいい変化の機会だなと、あまり深くは考えていませんでした。ただ、来てからはいろいろな文化や慣習の違いに直面しましたね。。
沖縄の独特なコミュニケーションスタイルだったり、地域コミュニティの強さなど、カルチャーショックを受けることもしばしばありました。
ー仕事の面でもギャップはありましたか?
そうですね、地元の企業さんや個人の方との関わりが増えていくと、やはり関係構築の部分がとても難しいと感じました。
そもそも私が現地の企業さんの名前を知らないことや、沖縄特有のビジネスカルチャーに馴染んでいなかったこともありますし、地元の方からすると私のような外から来た人に対して、見えない距離感というものがあります。
沖縄特有の名前もあるので、名刺を渡しただけで「あんた内地(県外)の人ね?」と言われてしまうぐらい、すごく特殊な地域なんだと感じます。
そういうところで本当に信頼関係を築いていくためにはとにかく時間がかかりますし、いい仕事をする、丁寧な仕事をする、当たり前ですけどそういう小さな積み重ねが大事なのだと思いました。
ただ、私たちも全国レベルのサービスというものには自信を持っていますし、お客さんに喜んでもらえるものを提供していくことには手応えを持ってやっています。
ーお子さんが現在2人ということですが、子育てと仕事の両立はどのようにされていますか?
沖縄に来て1年目は下の子が1歳の時で、イヤイヤ期が始まったり慣れない環境の変化で体調を崩したりしてました。またコロナ禍でいろいろな制限があったことや、福岡にいた頃には私の実家の親に助けてもらっていたこともなくなってしまったり、いろいろな大変なことが重なっている時期でした。
住まいはいろいろと考えて会社の近くに住むことにしたのですが、保育園へすぐに行ける距離だったり、会社のメンバーも近くに住んでいる人が多いので一緒に子供を見てもらったり、助け合える環境ができたことはすごくありがたいですし、これは地方支社ならではのつながりや温かさがあるなと感じました。
また、会社の支援制度もいろいろとあるので活用しています。
例えば「スーパーマイセレクト」という、勤務時間を自由にずらせる制度があって、9時〜17時の就業時間を8時〜16時にしたり、10時〜18時にしたり、この空いた時間で子供を病院に連れていくことができます。リモートでも勤務できるようになっていますし、家にいる時間をうまく組み合わせて働くことができるのでとても助かっています。
あとは「看護休暇」というものが最近できて、1時間単位のスポットで子供の病気の世話などに休みを取ることができるんです。これとスーパーマイセレクトを使い分けたり、うまく仕事と家のことを両立しながら働けていますね。
参照: https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/diversity/
社会とつながること、働くことの楽しさを実感
ーうまく会社の制度を使われて素晴らしいですね、それでもやっぱり子育てしながらは大変なことが多いと思いますが、栗原さんが仕事を続けていくモチベーションはどういったものでしょうか
最初の産休を取ったときも仕事は続けるつもりではいましたが、やっぱり実際に体験しないとわからないこともあり、いろいろな選択肢は持ちながらここまでやってきました。ただ、2回目の産休を経たころにやっぱり社会に戻りたいという気持ちを強く感じました。
子供と過ごす時間も大事ですが、会社に行くことでいろいろな人との関わりがあるので、自分が評価され成長を感じることもありますし、社会と自分がつながっている感覚が楽しくやりがいを感じられます。
一度産休で仕事から離れる経験をしているので、会社で働くことの楽しさにも改めて気づけたことも大きかったと思います。
あとは、私は保険の仕事が本当に面白いと思っているんです。
損害保険が、生命保険と違ってコトとかモノにかけられるものなので、いろいろな商品があって今後も時代の変化に合わせて新しいサービスが生まれていく。こういうリスクがあるからこういう補償ができるのではないか、そういうことに自分が気づいて新しい保険をつくれたりすると楽しいんじゃないかと考えています。
ー栗原さんのスタイルは働くママとしてすごく理想的だなと感じました。
社内で私のことを働くママのロールモデル的に扱われることがあるのですが、私はそういうのは一括りにできないんじゃないかと思っています。
子供のこと、ご主人や家族のこと、状況や立場は本当に人それぞれですし、皆さん苦労したり工夫してやっていると思います。
なので、私は私なりになりたい姿や楽しいと思うことをやっているので、それはあくまで一例で、お互いの良いところや「その取組みいいな」という部分をうまく取り入れて、それぞれのスタイルをつくっていくことが大事なんじゃないかと思います。
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<ご参考>2024年10月入社 募集要項
企業名 | |
募集職種 | ①エリア総合職(営業) |
職務内容 | 入社後の配属は、日本国内の営業部門または損害サービス部門となります。その後は、本人の希望や適性に応じて、ジョブローテーションにより、商品開発、経営企画、デジタル戦略、資産運用等の業務にも従事いただく可能性があります。部門の詳細はこちらからご確認ください。 |
応募資格 | 必須:大卒以上(含む短期大学卒) |
選考・募集地域 | ■九州・沖縄エリア |
給与 | 年収500万円~1200万円 |
勤務時間 | 9:00 ~ 17:00 |
勤務地 | 募集地区管下の各事業所、または現在お住まいの場所から通勤が可能なお近くの都道府県の事業所(本人の同意なしに転居を伴う人事異動はありません。なお、本人のキャリアビジョン実現のために一定のエリア内で転居転勤を可能とする制度(ワイド型)を選択することもできます。この場合は諸手当が支給されます。) |
その他 | 社会保険:雇用保険、健康保険、厚生年金保険、労災保険 休日・休暇:完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始 年次有給休暇 5日間特別連続休暇(年2回取得)、育児休業制度、介護休業制度、その他リフレッシュ休暇など各種特別休暇あり 福利厚生:厚生施設/保養所・テニスコート・グラウンドほか各種運動施設、その他/従業員持株会制度、企業年金基金ほか 社宅貸与、家賃補助などの制度はありません。 ※一定のエリア内で転居転勤を可能とする制度(ワイド型)を選択し、本拠地から転居を伴う事業所に配属となった場合は、社宅貸与、転勤諸費、帰省手当が支給されます。本拠地は応募地域内の通勤可能かつ入居可能な住居の住所とします。入社時に前述の住所がない場合、応募地域内の代表事業所の住所とします。なお、本拠地は転居の有無を判断するための基準となります。 |