世界の皆さま、ようこそ熊本へ。宿泊先にお困りならイベント民泊を。

ふと街を歩くといつもと少しだけ違う光景が目に入る。
大柄な体格にカラフルな服装(ユニフォーム)で、聞こえてくるのは日本語とは違う言語。
そう、いま日本で賑わいを見せるラグビーW杯の観戦に来られている方々だ。

事前の予想に反し、日本代表は優勝候補のアイルランドに勝利し、先日のサモア戦でも勝利を収め、史上初のベスト8進出まで王手。とラグビーファンのみならず各方面からも大きな注目を集めている。

そんな大型国際スポーツイベント開催にあたり懸念されているホテル(宿)不足問題は、来年の東京オリンピック2020でも同様の課題が挙げられ、規制緩和や整備により民泊の普及が進んでいるものの、特に地方の年配層によるホスト(家を貸す人)はまだまだ少ないという。

その状況は今回のラグビーW杯会場の一つにもなっている熊本県でも例外ではなく、同県は打開策としてコミュニティ主導型マーケットプレイスの「Airbnb」と連携した『熊本県イベントホームステイ・プロモーションキャンペーン』を打ち出し、ホストを増やす取り組みをはじめた。

熊本県では今年9月から10月にかけて、熊本市内中心部に九州・山口の41の祭りが集結する『祭りアイランド九州』と、大型国際スポーツイベントが開催されるのに伴い、熊本市近郊でイベント民泊(イベントホームステイ)を実施します。この度のキャンペーンは、イベント民泊により多くホストファミリーの参加を促進するため企画されたもので、円滑なホームステイ開業を支援するセミナーを実施するほか、ノベルティなどを詰めた熊本おもてなしキット福袋をプレゼントします。また、Airbnbはイベント民泊の収益金の一部を熊本復興支援募金に寄付いたします。さらに、県内の旅館等に対してAirbnbのプラットホームを活用しての集客支援を行います。
※リリース(https://press.airbnb.com/ja/) より引用

そうした取り組みの中で集まったのが以下リンクのイベント民泊施設だ。
https://www.airbnb.jp/wishlists/637579537
▷熊本県イベント民泊施設期間: 10月12日(土)、13日(日)

実はこの民泊施設の中には、あるおばあちゃんが「せっかく遠いところから熊本に来てくれるのに、宿がないなんてかわいそう。うちでよければ泊まって熊本のいまを知ってほしい。復興でもお世話になった、みんなで恩返ししよう」と声をあげ、周りの知り合いに声をかけ集まった施設もあるという。

こうした助け合いの動きは今年福岡市でも同様のことがあった。それは入学試験期間中に市内で開催される人気アーティストのライブと日程が被り、試験を受けるために来福した学生のホテル(宿)が不足するという問題。当時、市内では物件を持っているオーナーや企業から施設提供協力の声があがり支援の輪が広がった。

法律や越えなければならないものは多々あるが、こうした助け合いの心が外から来る方(特に海外)の印象を変え、かつ民泊はその地域ならではの暮らしの体感を得やすいコンテンツでもあるため、懸念されているオリンピック後のインバウンド需要減を抑えるきっかけにもなるかもしれない。

取り急ぎ今週末12日(土)-13日(日)に熊本県での宿泊先にお困りの方は、地元の方々の協力で集まったイベント民泊施設を利用してみてほしい。

▽熊本県内のイベント民泊施設
https://www.airbnb.jp/wishlists/637579537
期間: 10月12日(土)、13日(日)

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