果樹園で始まる新チャレンジ
平川さんの「新しいチャレンジ」を拝見するために訪れたのは、「イタル」「SUMICAFE」「新三郎商店」が店を構える糸島市・本地区。「工房とったん」が海に囲まれた楽園なら、こちらは山と田畑の緑が鮮やかな里の魅力にあふれた場所です。
そんな風景のなかにたたずむ「イタル」「新三郎商店」は、築100年を越える古民家を改修した家屋で営業中。「SUMICAFE」は改修工事のため休業しています。
そして取材した2019年6月末現在、ここでは一大土木工事が行われていました!
まるでお城の石垣のように大きな石を積み上げて、なんと果樹園を作るのだとか。もともと田んぼだった土地に竹を敷き詰めて水はけを良くし、その上にさらに盛り土をして石垣で囲い、中央部は芝生敷きの庭園に……。なんともスケールの大きなチャレンジですが、その果樹園予定地を目の前に働く「イタル」の3人のスタッフにお話をうかがいました。
やりがいもゆとりもある
まずお話をうかがったのは、入社5年目の丸山さん。もともとはイタリアンのシェフで、イタルでも調理担当として活躍中です。
―イタルでのお仕事は、いかがですか。
ディナー営業する飲食店って、閉店後の片付けと翌日の仕込みまで考えると深夜帰宅になるんですよ。前職では帰宅が遅くて子供になかなか会えず、ある朝「パパ、また来てね!」と言われてしまって…。
―それは悲しい!でもイタルはランチのみですから、そこは大丈夫ですよね。
はい、今は家族で過ごす時間が増えました。それに新しいチャレンジもしてるんですよ。
―それは調理以外、ということでしょうか?
僕の知り合いが中国地方でチョコレートを作っているんですが、そこと組んで新しいスイーツができないかと思って。社長に話したら「やってみてくれ」ということで、今度打ち合わせや試作のために出張です。
―それはすごい!飲食店の求人で「新メニュー開発できます」ということはありますけど、そこまで任せてもらえるんですね。
やりがいを感じますね。ここで使う塩は、自分たちの仲間が作る情熱の結晶ですから、そこも魅力です。
―みんなが楽しんでいる職場って、魅力的ですよね。
そう思います。未経験の新人さんでもしっかり指導しますし、うちは料理長とか「長」を置かない職場ですから人間関係もいいですよ。応募お待ちしてます!