イベント「時代を置いていく ぼくらのワークスタイル」〜トークセッションレポート〜

今回のトークセッションのテーマは『時代を置いていく ぼくらのワークスタイル』。2019年3月23日に始動したばかりの福岡発のバイクブランド『Bike is Life』の山田さん・白水さん、そして、絶賛日本全国行脚中の洋服ブランド『ALL YOURS』の木村さんをお迎えして、いい意味で時代の流れを意識しない=時代を置いていく活動についてうかがいました。

<登壇者>
◯「ALL YOURS」代表、ライフ・スペック伝道師
木村昌史
1982年群馬県生まれ。「インターネット時代のワークウェア」をコンセプトに、ストレスから開放される洋服を開発。「CAMPFIRE」にて、24ヵ月連続のクラウドファンディングに挑戦。アパレルブランドのカテゴリでは、国内最高額の支援を調達。ALL YOURSの理念「ライフ・スペック」の伝道師として、精力的に活動中。
https://store.allyours.jp/

◯「Bike is Life」代表取締役
山田大五朗
福岡県出身。17歳で自転車に出会い、21歳で自転車の本場フランスへ渡る。帰国後は国内で活動を続け実績を積み、25歳でプロとなる。29歳の時に目標であった世界挑戦をスタートさせ、ワールドカップ参戦。その実績が認められ、この年の日本代表となる。引退後は自転車業界に携わる。2019年3月、自身の自転車ブランド『Bike is Life』を朝倉で立ち上げる。
https://bikeis.life/

◯「Bike is Life」取締役、「うなぎの寝床」代表
白水高広
佐賀県出身。大分大学工学部福祉環境工学科建築コース卒業。福岡県南部・筑後地域の商品開発やブランディングを行う「九州ちくご元気計画」の主任推進員として経験を積む。任期を終え2012年7月にアンテナショップ『うなぎの寝床』をオープン。2019年、山田大五朗氏とともに自転車ブランド『Bike is Life』を立ち上げる。

◯「福岡移住計画」ディレクター
窪田司
宮崎県えびの市出身。 移住促進雑誌「TURNS」の創刊時より携わり、2014年に自らも福岡へIターン移住。厚労省事業「筑後地域雇用創造協議会」にて観光プログラム・商品開発に従事後、事業終了とともに「福岡移住計画」へジョイン。現在はメディアの編集企画・カメラ、シェアオフィスの統括担当。

窪田:みなさんこんにちは。本日進行を務めさせていただきます、福岡移住計画の窪田です。トークセッションのテーマは「時代を置いていく ぼくらのワークスタイル」。これはぼくが勝手につけさせていただいたタイトルです(笑)。偉そうにすみません。でもその意図は後々わかっていただけるのではないかと思いますので、まずはこのトークセッションに登場いただく2社に自己紹介を兼ねて、事業内容についてご説明いただきたいと思います。『ALL YOURS』の木村さんお願いします。

木村さん:では、簡単に『ALL YOURS』の説明を。ぼくたちは洋服を作って販売しています。 ただ流行を追いかけるようなものではなく、“ストレスを解消する”洋服です。洋服というのはもっとも体に触れている面積の多い道具だと捉えていて。だから流行り廃りではなく、汗が染みなかったり、ケアが楽だったり、着心地がよかったり…そういうことを意識しながら、日常の一部になれる洋服を作っています。
そして、『ALL YOURS』でもっとも特徴的なのが、ブランドのスタート自体がクラウドファウンディングだということ。無駄なく作りたいという思いから、欲しい人を先に募ったんです。それを今年の4月までの24ヶ月毎月行っていました。さらにいえば、『ALL YOURS』の洋服はクラウドファウンディングで発表する時点で7割程度しか完成していません。その後、欲しい人に試着をしていただいて、生の声を汲み取って改善して完成させていくわけです。デザイナーのクリエイティブより大切なのは、着る人にとっての価値基準だと思っているんで。だから『ALL YOURS』ではお客さんのことを「共犯者」と呼んでいます(笑)。


山田さん:『Bike is Life』の方はぼくから説明させていただきます。ぼくが自転車と出会ったのは高校2年生の時で、21歳の時に本場フランスに競技者として単身乗り込みました。そこで目の当たりにしたのが、老若男女問わず自転車を日常的に楽しんでいる姿でした。「この文化を日本にも浸透させたい」と思ったのが設立の始まりです。競技者を引退してからは自転車業界に就職したのですが、想像以上にしがらみや制約が多く絶望し、ならば自分たちでやるしかないと『Bike is Life』を立ち上げました。
『Bike is Life』は、自転車を移動手段としてだけではなく、生活を楽しむツールとして広げていくことを目指し、街乗りから山のりまですべてひとつで完結する自転車を作っています。
特徴としては、ママチャリからも抵抗なく乗り換えていただけるように太いタイヤを採用したり、低重心化して安定感上げました。それ以外にも、雨の日も安心して乗っていただけるようにディスクブレーキを搭載するなど、細部までこだわり抜いた仕様になっています。そして2019年3月に朝倉にサイクリストや地域の拠点となるクラブハウスが完成し、『Bike is Life』が本格的に始動しました。サイクルウェアの販売やイベントなどはすでに行っているのですが、今後、スクールなど様々な活動をしていく予定です。


窪田:ありがとうございます。では改めて私も自己紹介させていただきます。Web制作やメディア、シェアオフィス運営、不動産事業などを行っている、株式会社スマートデザインアソシエーションの窪田と申します。私はその中で、「福岡移住計画」という福岡県内の暮らしに関心がある人の為に情報発信やサポートをする活動に携わっています。そのほか、今回のイベント会場である『SALT』を含めたいくつかのシェアオフィスを管理運営しています。
実は『SALT』をオープンした2015年当初は「天神や博多といった都市部から離れたこの場所で、シェオフィスなんて成り立つわけがない」というお声をたくさんいただいたんです。確かに、オープンしたての頃は正直厳しい状況でしたが、想像以上にメディアに取り上げていただく機会や、特に県外の方からの来訪が多く、現在では60組ほどの方に契約いただいております。そのうち約半数が県外からの移住組で、なんだか面白いことになっているんです。現在はシェアオフィスで開催するイベントにも注力していますが、これからもどんどん面白いことを仕掛けていければと思っています。

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違和感が生む別軸の流れ

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