【F-LIFE SHIFT story vol.13】福津市へ移住して「やりたいことを生業にする決意」で得たもの。

「F-LIFE SHIFT story」は福岡に移住してきて暮らしや働き方、考え方などをシフトした人たち(先輩移住者)のストーリーを追った特集です。福岡に来て何が変わったのか、これから福岡で暮らしていきたい・変えていきたいという人たちの参考になればと思います。

さり気ないけれど、持っていると「それ、どこのバッグ?」と尋ねられるバッグがあります。ナチュラルな帆布を使い、細部までこだわって作られた『TEJIKA(テジカ)』です。バッグをはじめ、帽子やエプロンを制作されているTEJIKAは、東京から福岡県福津市へ移住された久村さんご夫婦が営まれています。どんな方が作っていらっしゃるのかお伝えしたくて、うきは『ぶどうのたね』さんで展示会を開催中のTEJIKA・久村直大さんを訪ねました。

▲様々な形・色の商品が並ぶ展示会。セミオーダーが出来るとあって、今回の展示会には遠く鹿児島から駆けつけた方も。

―私も3年ほどTEJIKAさんのバッグを愛用させていただいていますが、あれからバリエーションが増えましたね。使いやすく、洗濯するたびにどんどん育っていくから、ついつい用途ごとにまた新しいタイプが欲しくなってしまいます。今回の展示会も楽しみでした。ところで、今回は久村さんが移住されてバッグを作り始めたきっかけが知りたくておうかがいしたのですが、東京にいらっしゃる頃から、バッグ作りをされていたのですか?

布もの全般をつくっていました。もともとは千葉県出身で、服飾の専門学校へ行ってデザインやパターンを学んでいました。僕は自分が身につけるものを自分で作りたかったので、まず布を扱うために必要な知識を身につけて、その後、ジーンズをつくっている会社で販売員として働き始めました。いつかは、ジーンズを自分で作れるようになって、ものづくりで生計を立てたいと思っていたので。けれどやっていくうちに、ジーンズはもう大勢の先駆者が居て、そこに僕が入っていく余地が無いと思ったんですね。そこから、自分が培ってきた「布を扱う」という中でやりたいこと、作れるものを育てていった感じです。

バッグは、素材も形も色も様々なバリエーションがあって、「これだったらやっていける、生計をたてていけるだろう」と思えました。とは言っても、思い切って仕事をバッグ制作の一本化にしたのは3年弱前でした。それまでは妻と共にこちらへ来てからも、外での仕事とバッグ制作と両方していましたね。だんだんと声を掛けてもらい展示会の開催や自分たちのネットショップなども回るにようになったのですが、いまは次男も生まれて、とにかく頑張らないとという状況でしょうか。こうして色々なところで展示会をさせていただいて知っていただける機会も増えたので、ありがたいです。

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子どものことを考えても移住は選択肢の一つだった

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