「juwi自然電力株式会社」の能古島研修に学ぶ、不便で効率的なチームビルディング。(求人つき)

福岡市街から約10分で行ける離島・能古島。海と緑に囲まれた素晴らしい環境の中に、私たち(福岡移住計画)が運営するシェアオフィス&スペース『TURTLE(タートル)』があります。海を目の前に構える木造平屋建ての空き家を活用し、個人でのコワーキンスペース、企業・団体の研修や合宿、イベントの開催など幅広く利用できます(要事前予約)。

今回、ここ『TURTLE』で「juwi自然電力株式会社」さんがチーム研修を行いました。そのチームリーダーである宮嶋さんは、先日こちらの記事でもご紹介したようにご家族揃って能古島に移住したばかり。そんな宮嶋さんに、わざわざ移動時間のかかる能古島で、会社の研修を行った目的等についてお話を伺いました。

−まず最初に「juwi自然電力株式会社」とはどのような事業を行う会社でしょうか?

宮嶋さん:自然電力グループ全体では、太陽光や風力、小水力などのいわゆる「自然エネルギー(再生可能エネルギー)」を扱っている集団です。そのエネルギーを使って事業を開発したり、発電所を作ったり、メンテナンスをしたりするなど、開発からメンテナンスまで一環したサービスを提供しています。「juwi自然電力株式会社」は自然エネルギー発電所の設計・調達・建設に特化した会社です。

−今回はチーム研修ということで『TURTLE』をご利用いただいておりますが、どんなことを行うのでしょう?

宮嶋さん:今回研修を行うのは土木エンジニアリングのチームで、メンバーは全部で6名です。エンジニアリング部には土木と電気の2つあり、建物で例えると土木は基礎と構造を、電気は配線を整備するというようなイメージを持っていただければと思います。
エンジニアリング部の研修は3ヶ月に1度行っているのですが、土木のチームの研修は今回がはじめて。午前中に太陽光発電に関する設計研修を行い、午後からは仕事の効率性を上げるための話し合いを行います。メンバー各自の仕事内容の共有、個々がどんなところに達成感を持って仕事をしているか、逆にどんなところにストレスを感じるのか…など内面的な話をします。なるべく全員が気分が良い状態で仕事をする方が生産性が上がったり、達成感を得られると思うんですよね。そういうモチベーションを上げるというのも今回の研修の目的です。

−3ヶ月に1度は研修を行っているんですね。なぜ会社の会議室ではなく、移動時間や手間もかかる能古島での実施なのでしょうか?

宮嶋さん:能古島は福岡市街地から近いにも関わらず、非日常的な空間で過ごせるということ。それが僕がここを居住地に選んだ理由でもあります。この島の魅力をメンバーにも知ってほしかったし、知ってもらえたらチームとして僕自身に親近感を持ってもらえるかなと(笑)。それと、オフィスの中ではみんな時間に追われながら業務をこなしているので、なかなか時間をとって話し合う機会がないんですよね。それが能古島だと時間を気にせずリラックスできるというか…オープンな気分で話し合えると思って、ここで研修をすることにしました。

−お見かけした感じ、皆さん和気あいあいと話し合いをされてましたね!都市から離島へ…と場所を変えたことでどんな効果があると思いますか?

宮嶋さん:フェリーに乗るという行為が“気持ちの切り替え”という良い効果を与えてくれると思います。日常生活で船に乗ってどこかに行くということはそうそうないので、特別感があるじゃないですか。10分間とはいえ、能古島に遊びに行く観光客や、島に帰る住民などいろんな人が集まるフェリーに乗れば、なんだか気分が高揚する。そして島に着いたら抜群の景色が待っている。もうそれだけで気分転換になりますよね。みんないつもより開放的になって、腹を割って話し合えている気がします!

−能古島で研修することで、より自然エネルギーに対する思いも深まりそうですね。

宮嶋さん:そうなんです。当社では「グローバル」と「ローカル」の2つを意識しています。この「ローカル」の意識がまさにここ、能古島なのです。
太陽光発電や風力発電のような設備は、都会ではなくここのような市街地から離れた場所に設けられます。発電所を建設するとなると、その土地に暮らしている住人の気持ちを推し量りながら事業を進めないといけません。能古島で研修することは、その土地で暮らす人たちの思い、温度感、環境などを実際に見て、聞いて、肌で触れる良い機会なんです。「ローカル」の意識を持つためにも、ここでの研修はとても有意義なものになるのかなと期待しています。

※能古島海水浴場「提供:福岡市」

−素敵なお考えですね。そしてとてもやりがいのあるお仕事ですね。人材も求めていらっしゃるということですが、どのような方を求めていらっしゃいますか?

宮嶋さん:土木のエンジニアを募集しています。経験があることが望ましいですが、大学などで専門の勉強をしたことがあるという方でも歓迎です。私たちは太陽光発電をメインに事業を行っているのですが、パネルが飛んでしまう、土砂が流れてしまうなどの問題が起こると地域の方にとっても会社にとっても重大なアクシデントになります。そういうことが起きないように、責任感を持って仕事に当たってくれる方が望ましいですね。
(求人応募はこちらから)↓
http://www.shizenenergy.net/careers/application/recruitinglist/35-juwi-shizen-energy/job106/44-02.html

午前の研修が終わった後には、宮嶋さんの奥さんがお手製のカレーをメンバーに振る舞い、海辺でランチタイム。お子さんたちも遊びに来て、みんなでワイワイする姿がなんとも和やかでした。海を渡ってリフレッシュし、オープンな気持ちになれる能古島。新たな仕事のカタチやアイディアが生まれるかも。

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