【あの物件のその後】地域と連携した、顔の見える新しい不動産仲介のかたち〜能古島編〜

福岡移住不動産Vol.23」でご紹介した能古島の物件。この度売買契約が成立し、買主と売主が協力してリフォーム工事が行われ、完成間近のお宅で地域の皆さんを招いたパーティーが開かれるということで、買主の宮嶋さんご夫婦と売主の浅井さんにお話を伺ってきました。

−まず宮嶋さんのご出身、ご職業、家族構成をお聞かせください。

宮嶋さんご主人:出身は愛媛県です。東京に住んだ後に2014年に福岡市に移住、南区在住です。再生可能エネルギー関係の会社に勤務しています。家族は男の子3人(7歳・5歳・3歳)の5人家族です。

−なぜ能古島に住もうと思われたのですか?

宮嶋さん奥さん:のびのびした場所で子育てしたいと思って探していました。能古小学校が良さそうと聞いて“能古島 物件”とインターネットで検索したら福岡移住計画のサイトにこの物件のことが出ていました。記事で募集されていたステップアップツアーの応募が締め切れており、ダメ元で福岡移住計画さんに問い合わせたのですが、うまく調整いただきトントン拍子で話が進みました。住んでみないと分からないことも多いので、2泊3日での試住をお願いし、浅井さんにはその際に初めてお会いしました。

−お互いの第一印象はどうでしたか?

浅井さん:能古島の人口が減っている中で、能古島に住むのにベストな条件は“家族”と“子供がいる”だと思います。宮嶋さんのお子さんたちはものすごく元気で、雨が降っていてもぬかるみも気にしない様子を見て「この家族ならここで遊べるな」と感じました。

ご主人:浅井さんが「よく来た、よく来た」と歓迎してくれて子どもたちもすぐに懐きました。
奥さん:2回目に来た時にはお昼ごはんをご馳走してくれて。その時には気持ちが決まっていたと思います。

−物件としてはどう感じましたか?

ご主人:自由度があってやりがいがありそうだなと感じました。日常だけど非日常な感じが良いなと。

奥さん:最初、私は無理かなと思ったのですが、リノベーションや狭小住宅の本を読んだら意外と住みやすく楽しくできそうだと思えて今は楽しんでいます。子どもがこれから大きくなっていくので3段ベッドを置こうかなとか。

−将来を見据えて、どんな暮らしをしたいですか?

奥さん:周囲の竹林に手を入れて森づくりをしていけたら楽しいなと思っています。それで島の環境が少しでも良くなったら嬉しいですね。あとは、今日も引っ越しパーティーということでたくさんの子どもたちや近所の方々が集まってくれました。地域の方との交流が楽しみです。子どもたちはもうすっかり能古島に溶け込んでいます

ご主人:地域に根ざして暮らすには3人の子どもを育てている今がベストだと思います。子どもを連れていると、おじいちゃんおばあちゃんが声をかけてくれます。そういう自然体な暮らしがしたいですね。

福岡移住計画・鎌苅:能古島への移住サポートをする「能古島みらいづくり協議会」さんから福岡移住計画にお話をいただいたのは2017年6月のことでした。島としては人口減少が問題である一方、どんな方でも入ってきて欲しいかというと、島を守るためにもそのような考え方ではありません。ステップアップツアー他にて、色々な方に物件を見ていただいた中で、最終的には宮島さんという素敵なご家族に住んでいただくことになりました。一般的な不動産売買では、売主と買主が会することは最終的な引渡時くらいで、お互いにどのような人か分からず、不安が残ることが多いと感じます。今回は、地域と買主、買主と売主が顔を合わせ、コミュニケーションをとれるプロセスを踏んでいただくことで、地域は安心して宮嶋さんご家族を受け入れ、ご家族と浅井さんはまるで1つの家族のような関係性で今日を迎えられました。
浅井さんは安心して次の生活へ旅立ち、宮嶋さんご家族は安心してこれから生活いただけるのではないかと思います。

ご主人:移住前に地域の目を一度通すというプロセスはスペシャルでした。

浅井さん:僕はそのステップを踏まないで入居したのですが、移住前に地域に入ってお互いを知ることはとても大切だと思います。

奥さん:いきなり飛び込むのは勇気がいるけれど、色々な方に繋げていただいて、こういう形で移住できて本当に良かったです。

浅井さん:人と人の繋がりが財産だと思っています。僕はもう退去しますが、宮嶋さんには能古島や福岡の友人知人も全て引き継いだので思い残すことはありません。この能古島で思う存分に楽しんで暮らしていただければと思います。

能古島のより良い未来を考える「能古島みらいづくり協議会」、子どもがいる家族に住んでもらいたいという浅井さん、能古島で子育てがしたいという宮島さんの想いが一致して成立した今回の物件売買は、移住先の地域に根ざして暮らすことを見据えた移住の新しい形になるかもしれません。

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