【新プロジェクト】暮らし始めてからのことを考えた、糸島の物件と移住者とのマッチングを目指すプロジェクト始動!

この度福岡移住計画は、福岡市内から糸島・芥屋に移り住んで13年、糸島市のアドバイザーをつとめるほか、区の共有地を活用検討委員会など地元活動にも取り組み、糸島を拠点に「ジモト学」をフィールドワークされている九州大学大学院統合新領域学府の坂口光一教授と連携して、住み手を失った家と移住者を引き合わせるマッチングプロジェクトをスタートさせます。
最初の舞台は私たちの糸島拠点『RIZE UP KEYA』のある芥屋地区からスタート。
今回はこのプロジェクトをスタートする上での考えやこれからのことを、インタビューしてきました。

−まずこの糸島市芥屋地区はどのようなエリアでしょうか?

坂口先生:海岸があり観光面では糸島のシンボルゾーンです。行政区としては270世帯ほどが住んでいます。行政区の下には「組」というものが構成され、毎月「寄り」(*集会のようなもの)があります。行事や祭りの開催や集会所の維持補修などをする自治組織です。芥屋地区には6つの組があり、『RIZE UP KEYA』も入っている峰組は26世帯が所属しています。

−「ジモト学」とはどういったものでしょう?

坂口先生:今は移住ブームで糸島は人気のエリアです。夢と希望を持って来るけれど、実際移住すると色々な困難に遭遇します。地域には独特なルールがあります。例えば、お堂の草むしりや海岸の清掃など、全員出席がルールの「出方」があり驚かれる方もいます。そういったルールを知ってもらう機会として「ジモト学」を開催しています。
一つの社会として地元をいかに理解するかという点で地元リテラシーを持てるかどうかが移住のクオリティを決めると思っています。

−芥屋地区が抱える課題とは?

坂口先生:高齢化により住み手のない家が増えて行くことが予想されます。先祖が残してくれた大切な家は簡単に動かせるものではありません。その心情を理解して、福岡移住計画のような仲介者が地域と移住者をうまく繋げて信頼関係を作っていけたら良いですね。移住者は、from東京からintoローカルへ意識を変え地元の輪の中に入って一緒に作っていく意識が大事です。
“空き家”という言葉もタブー。「お仏壇もあるし、うちは空き家じゃないよ」となる。うまく関係作りをしていかないといけません。糸島市には移住のお世話をする地域コーディネーター制度がありますが、十分な役割をはたしているとはまだ言えない状況です。

−どのような方に入ってきてほしいですか?

坂口先生:地元リテラシーを持っていて地元をリスペクトできる人、その中に加えてもらうという感覚がある人。地層のように、地域も一番外側の表層が経済的な取引や行政の規制、法律の規定、その内側に血縁関係や先祖というようにいくつかの層が積み重なって成り立ちます。物件を購入したからと言って我が物顔ではうまくいきません。物件は単なる不動産ではないので、そういったことに理解がある方に来てもらえるといいですね。

−福岡移住計画の鎌苅さんにもお尋ねします。今回のプロジェクトはどのような取り組みですか?

鎌苅さん:僕も福岡への移住者なので分かりますが、皆さん期待をもって移住してきていると思うので、移住してから「やっぱり違った、こんなハズじゃなかった」と言って、直ぐに出戻りしてほしくないんです。

移住者が地域で暮らしていくには、事前に細やかなステップを踏んでいく必要があると考えています。坂口先生によるジモト学や、地域とのコミュニケーションの機会、お試し移住などのステップを物件の提供と合わせて、一連のプログラムとして展開していきます。
暮らし始めてからのことを一番に考えた、福岡移住計画だから出来るサービスだと思います。

坂口先生:地域には地域柄があります。芥屋は年をとっても働き続けるという勤勉な性質がある地域です。だからこそ内側に向かう力も強い地域です。

鎌苅さん:それは外からではわからないこと。坂口先生のような地域に深く根を張られている方と私たち移住計画のような移住者に寄り添う側の人間が協動することで移住者にとっても地域にとっても良いようになればと思っています。

坂口先生:住む前に地域の方と素のままで向き合った時にどう感じるかですね。

鎌苅さん:地方でなければ隣近所との関わりが少なくても生活できるので、このような機会が必要ない場合も多いと思いますが、地方では共助の精神をもって暮らしていくことが必要。そんな暮らしを理解し、楽しめる人に参加いただきたいですね。

坂口先生:ハピネスはローカル。半径500mの社会の中で楽しい人生をいかに周りの人と作っていけるかだと思います。

−過去に同じような取り組み事例はありましたか?

鎌苅さん:福岡市西区の能古島にて事例があります。島在住の売主より依頼を受けた中古物件を単純な不動産売買にすることなく、能古島への移住をサポートする「未来づくり協議会」と協同して、購入希望者に対し、プログラムを提供しました。
福岡移住計画の物件記事にて参加者を募集し、参加者へは物件見学は勿論ながら、疑問や不安を解消できる機会を提供することを目的に、島民とのコミュニケーションの場や、島巡りを通じて地域に住んでいるからこそ伝えられる情報提供を行いました。
購入希望者は8組いましたが、お子さん連れのご家族に決定し、先日引渡しを迎えました。


※能古島での事例(画像をクリックすると記事に飛びます)

坂口先生:糸島では今回が初めてですね。このプロジェクトはお見合い、縁結びです。移住計画は仲人ですね。マッチングさせて終わりではなく、何かあればアフターフォローもする。人間関係の一番大事なところを繋ぐのですごく重要な仕事です。

−この仕組みによってどういう展開になって行くことが望ましいですか?

坂口先生:地域は違っても本質的な課題は同じなので横展開していきたいですね。産業が地域の中で活性・循環していくためにも、産業を支えるプラットホームとして住まいという視点からこのプロジェクトを育てていけたら面白いですね。

◎福岡移住計画では、糸島市内はもちろん、その他地域の物件所有者からのご依頼を受け付けております。
※一部地域、物件にてお受けできない場合があります。

買主の暮らし始めてからのことを考えたこれらのステップは、買主の顔が見え、買主が地域や物件について理解を深められているため、物件所有者様にも物件を安心して次の利用者に引き継いでいただけるメリットがあります。
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