トコトコ ひと

福岡移住したイギリス人写真家が惚れた福岡の魅力。自分らしいシンプルな暮らしとは。

2017.2.9  

シンプルライフを求めて

2012年に福岡に移住したイギリス人写真家のルパートさん。今回はご自身で撮った福岡の写真を見せていただきながらお話を伺いました。

ルパート・シングルトン
1967年生まれ。イギリス・ヨークシャー州出身。グラフィックデザイナー。写真家。18年間シンガポールに、2年間マレーシアに住んだ後、2012年に福岡に移住。
http://photograph-r.photoshelter.com/index

−福岡に移住されたきっかけは何だったのでしょうか?

「18年シンガポールで仕事をした後、マレーシアに移りました。シンガポールは物価が高く、マレーシアは暑すぎて・・・イギリス北部の出身なので、寒い方が得意なんです。初めて阿蘇に3ヶ月ほど滞在した時に、寒くてイギリスの気候に似ているなと感じました。福岡は、阿蘇での滞在後、1日だけ立ち寄ったのが初めてでした。そこで福岡を気に入り福岡に住みたいために語学学校をネットで見つけ2012年に福岡に移住しました」

−住んでいる身としては、東京や大阪などの大都市や外国人に人気の京都ではなく、「福岡」が選ばれた感じがしてなんだか嬉しいです。

「東京も京都も人が多いですね。福岡は街がコンパクトで自然に近いことがとても気に入っています。食材も美味しいです。能古島に畑を借りているのですが、そこで採れた野菜や九州・福岡の食材で作った料理写真を撮ることが楽しいです。普段はロードバイクを走らせて山に行ったり。日常や福岡の春夏秋冬を撮っています。桜の季節が大好きで毎日舞鶴公園に通うほどです。なので仕事になりません(笑)。こういう自然に寄り添ったごく自然な暮らしが送れるのは本当嬉しいですし、そういう福岡が好きなので住んでいます」


※ルパートさんが季節ごとに撮った桜の写真

−福岡へ移住した、外からの目線で何か感じることはありますか?

「イギリスと比較すると道路に自転車専用レーンがないことでしょうか。イギリスではバスレーンがあります。福岡はバスの往来もすごく多いので自転車専用レーンがあるといいなと思います。規定された時間以外はバス以外は走ってはいけないんです。渋滞緩和ですね。バス以外が走ると監視カメラがあるので、後日罰金が請求されます。
あと感じるのは、日本人は基本的にフレンドリーだと感じますが、福岡は東京などの他の都市よりももっとフレンドリーだと感じます。最初に福岡に来た時も福岡の人に屋台に連れていってもらいました。その屋台での写真が福岡で初めて撮った写真です。


※福岡での始めての写真

福岡で叶えたいこと

−今後、仕事を含めどのようなことを福岡で実現していきたいですか?

「最初のキャリアはグラフィックデザイナーで26年仕事を、写真家としては13年程です。写真家としての初めての仕事は『ニューヨークタイムズ』で、中国人家族を撮影したものでした。シンガポールでデザイナーとして仕事をしていた時に自分ならもっと良い写真が撮れるのにと思っていたら、写真家の友人が多忙で私に仕事が回ってきました。
2015年にはジェットスターから機内誌の撮影依頼を受けて福岡の人や景色を撮りました。


※ジェットスター掲載写真の一部

シンガポールに長くいたこともあり、今も海外のクライエントと仕事をすることが多いですが、これからは日本語をもっと勉強して日本のクライアントとも仕事をしていきたいと思っています。日本には撮りたい被写体がたくさんあります。福岡の春夏秋冬などをまとめた写真集も出したいですね。
プライベートでは糸島など郊外の古民家に住みたいです。古民家をリノベーションし、仕事場を作り、そこで暮らしたいです。シンプルライフが好きなんです。福岡は日本の中で一番住みやすい街だと感じています。できるだけ長く住み続けたいですね」

最後に「キヤノンの本体と古いライカのレンズの相性が抜群なんだよ」と嬉しそうに教えてくれたルパートさん。夢としてお話いただいたシンプルライフを考える上で、福岡の自然とのバランスがちょうどいい環境が、福岡に人を惹き寄せる魅了の一つなのだと思います。
福岡を愛するルパートさんが撮影する写真は上のプロフィールにあるURLで見ることができます。そちらも是非ご覧ください。
(撮影協力場所:ヌーラボ

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牧野真希子
東京都出身。
京都での暮らしを経て、2015年に夫婦で福岡・今宿に移住。フリーライターとして美容や健康、料理や暮らしなど女性が輝く情報を発信。ベリーダンサーとしても活動中。元臨床心理士。人の話を聴くことが好き。