《成約済》『福岡移住不動産vol.47』芸術家に代々愛されてきた心地よい住まいで丁寧な暮らしをかなえる。  (糸島市志摩芥屋)

海風が薫る志摩芥屋。物語は森の中に入り込むところから始まる。

今回ご紹介する物件は、全国各地の移住先の中でも人気が高く、イギリスの情報誌「MONOCLE(モノクル)」が実施した『輝く小さな街(Brightlights, small city)』の2021年ランキングでも世界3位に選ばれるなど、引き続き注目を集め続けている糸島市に位置します。

その中でも、糸島半島の最西端である志摩芥屋エリアに位置する今回の物件は、糸島市でも有数の海水浴場、加えて山頂からの圧巻の景色見たさに登山者が後を絶えない立石山もあり、自然豊かな環境で糸島ライフを実現したい方には理想的な立地と言えるでしょう。

糸島市志摩芥屋(google map)
https://goo.gl/maps/eFRgav2XKfBH1scP8

取材・撮影を行ったこの日は、そろそろ梅雨が明けようかという7月中旬。すでに空には夏雲が広がり、海が近いということもあり、少し風も感じられる中、現地に向かいました。まもなく始まる夏を前に、一足先に海を訪れる観光客やオシャレな飲食店に向かう人々を横目に車を走らせます。

いよいよ物件のそばになると、すぐ近くが海水浴場なのに一瞬森の中に迷い込んだような、異世界へ。不安とワクワクの中、ガタゴトと砂利道を少し走ると、さっきまで海のそばにいたとは思えない、美しい田園風景が広がっていました。

さらに走ると、田園風景に合わせて作られたような、あるいはジブリの映画に出てきそうな、自然に溶け込んだ緑と赤の素敵な煙突屋根の家が見えてきました。
あたりには建物がなく、まさに「ポツンと一軒家」状態。それこそが今回ご紹介させていただく物件となります。

私たちを自然体へと開放させる、自然と調和した建物内外

まるで物語の中に入り込むような感覚で建物入口へ。外枠が白いフチで覆われた外壁よりも1段深いグリーンのおしゃれな玄関ドアが正面に見えてきます。インターホンを鳴らすと、物件売却の相談をいただいたオーナーさんが温かく迎え入れてくれました。

オーナーさんは既に福岡移住計画による仲介のもと、近くに土地を購入いただき、家を建てられ、既に新しい暮らしを始められているため、家の中はモノ1つない状態でしたが、不思議と淋しげな印象はありませんでした。むしろ外観だけでなく、建物の中まで自然素材に溢れ、なんとも気持ちがいい空気が流れています。

まず目についたのは、床でした。
フローリングシートや木材はよく見られますが、この物件の床は成形にカットされた凹凸のある茶色やグレーの石。床に日が差し込み、凹凸のある石が陰影を作り出し、柔らかな印象を与えてくれます。

物語は進み、オーナーさんに導かれるようにリビングへ。白い壁面に、3方向に設けられた窓。外の緑が見えるとともに明るい光が差し込むため、とにかく明るい印象。

加えて、部屋の明るさとは対照的に、部屋の中心に設置された黒い薪ストーブが何ともカッコよく、空間全体がしまっています。オーナーさんに聞きいてみたいことが山積みになったところで、インタビューを開始しました。

物件との出会い、それは出会うべくして出会ったような縁を感じて

まずは気になる物件との出会いから。どのような経緯でこの物件と出会われたのかお聞きしてみると、話は物件購入前である約7年前に遡りました。

「私は東京出身の移住者、主人は糸島市出身、福岡エリアでの新たな生活拠点を探し、福岡市内も含めて探していたんですが、当時自分たち好みの物件と出会うのはそう簡単ではありませんでした。糸島市も含めて検討し、土地の広い別荘地なども見ましたが、気軽に人に遊びに来てもらうのが難しそうな印象もあり、当時はピンとくる物件と出会うことが出来ませんでした。」

そんな中、たまたま不動産業者の方から紹介を受けたのがこの物件だったという。そのときの最初の印象をお聞きすると、

「他にはない個性的な感じがして面白かったですね。2人とも芸術に携わり、ドイツで暮らしていたこともあり、どことなく洋風な雰囲気が漂っているこの物件はスグに気に入りました。聞いてみると、これまでに住まれてた方も画家さんや音楽家だったということで、出会うべくして出会ったのかと感じましたね。」

確かに好き嫌いがハッキリ分かれそうな物件ですが、好きな方が見ると即決してしまう気持ちも分からなくない感じがします。さらに話を聞いてみると、この家が建てられてからの約22年、画家や音楽家の方が代々購入されては手を加えて暮らされてきたということで、完全に納得してしまいました。

 

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1つ1つのこだわりが物件の温かさや心地良さを作り出す

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