【特別連載 2/4】「ソコナラMEET」未来を創る企業と人が出会う場所 – 関西電力グループ・株式会社ソコナラ 2023年度イベント開催レポート

関西電力グループの人材マッチングサービス会社、株式会社ソコナラの創業特集を計4回にわたって連載しています。前回は代表の三宅庸介氏へ会社設立のストーリーをインタビューしました。第2回目は同社独自のマッチングイベント「ソコナラMEET」について詳しくお伝えします。


中小企業の人材マッチングイベント「ソコナラMEET」とは

ソコナラMEETは、住みたい地域で自分らしく活躍できる新たなキャリアを創出するためのイベントです。経営層と転職希望者が対面で交流する機会を提供するほか、転職希望者は独自のワークショップを通して自分自身のキャリアと向き合うことができます。また同じ悩みや価値観をもった人たちとの交流ができることもソコナラMEETの魅力の一つです。
この記事では昨年の株式会社ソコナラ設立へ向けた実証期間中に今宿SALTなどのコワーキングスペースで開催したソコナラMEETについてお伝えします。

現株式会社ソコナラ代表の三宅庸介氏と福岡移住計画(株式会社SALT)との出会いは2023年10月、SALTで提供していたとある仕事体験プログラムに、三宅氏が参加したことがきっかけでした。その後、三宅氏によってソコナラMEETの原型が生まれ、2023年12月、シェアオフィスSALTで第1回目のソコナラMEETが開催されました。

ソコナラMEETは実証期間中に計4回、福岡市内数か所のコワーキングスペースにて開催され、総申込人数は100名以上にのぼりました。企業・参加者ともに大きな反響があったことに加え、実際に採用にまで至ったケースも数件生まれたという実績は、関西電力社内でも高く評価・支援され、同社グループ会社を福岡で設立するという稀有な出来事へとつながっています。2023年12月から2024年3月にかけて、回数を重ねるごとに変化・拡大していったこのイベントの内容とはどのようなものだったのでしょうか。

対話・内省・交流を重視。2023年度の開催内容。

ソコナラMEETでは、参加者が地域に根差した企業の取り組みを知り、自分のキャリアを見つめ直す機会を得ることを目的としています。対話・内省・交流の時間を設け、各社の経営層と共に「今後やりたいこと」を言語化し、キャリアを考えるワークをおこないます。

参加企業は、注目のスタートアップから創業100年以上の老舗企業まで幅広く、参加者は福岡へのUターン希望者や、自分のスキルの可能性を広げ、価値観にあった働き方をしたい人、企業理念に共感して働きたい人などで、30代を中心に多様な業種の転職希望者から注目をあつめました。

経営層の人柄・想い・価値観を知るトークセッション

経営層によるトークセッションでは、企業の歴史や経営の苦労、熱い想いが伝わるプレゼンが行われました。まるで「プロジェクトXのようだった」との参加者からの声もありました。各社のドラマが企業の魅力につながっていることを実感できるセッションだったようです。
ソコナラMEET プレゼン

内省と自己発見をうながすグループワーク

続いてはグループワーク。経営層と共に参加者のキャリアについて考え、自分の強みを発見する機会です。ポジティブな空気の中で、他の参加者や経営層からのフィードバックを受け、自分の経験を活かす方法を見つけることができました。
ソコナラMEET グループワーク

フラット、カジュアルな交流会

参加者たちからは「具体的な事例が参考になった」、「ネットワーキングの機会が有意義だった」といった声が多く寄せられ、計4回のソコナラMEETは大盛況でした。
ソコナラMEET 交流会

カジュアルな対面から採用へ。全国展開も視野。

昨年のソコナラMEETでの取り組みは、地域企業と転職希望者の深い交流を通じて、具体的な採用マッチングを実現しています。例えば、参加企業のうち株式会社博水の場合では、ソコナラMEETで出会った人材がアルバイト経験を経て、転職決定。同社初の女性正社員採用につながりました。また、株式会社クアンドでは、参加者の大手ゼネコン社員とサービス面での協業検討につながるなど、偶然の出会いから、採用にとどまらない予期せぬ転機が生まれました。
企業側の気付きや転機が生まれることもイベントのもう一つの魅力です。この2社だけでなく、参加企業各社は今年も勢いよく事業の発展をつづけています。ソコナラは今後、福岡を皮切りに全国展開を目指していくとのことです。そして、ソコナラMEETは引き続き各地で開催されています。興味のある人はぜひ参加してみてください。

次回のソコナラMEETは2024年11月28日(木)HOOD天神で開催!
くわしくはこちらから

まとめ

電力会社の社員だった三宅氏が、地元福岡へ貢献したいという想いを胸に、ひとつひとつ丁寧に積み重ねてきた行動は、大手企業のグループ会社を地元に設立するという偉大な成果を生み出しました。今回新たなスタートに立った三宅氏と株式会社ソコナラの飛躍がこれからも楽しみです。

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株式会社ソコナラ:本社を創業者の地元福岡市に置く関西電力発の社内ベンチャー。転職支援サービス「ソコナラ」を通じて、転職希望者が経営層との対話により新たなキャリアを描く場を提供しています。また、代表の三宅氏は雑誌「Ambitions」で日本のイントラプレナー50人に選出され、その革新性が注目されています

次回は『【特別連載3/4】ソコナラMEETの成果と未来 – 参加企業インタビュー vol.1 』をお届けします。

前回記事
【特別連載1/4】福岡で未来を創る!関西電力グループ・ソコナラが挑む新たな人材マッチング ~ 代表 三宅庸介氏、単独インタビュー

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