『福岡移住不動産vol.51』「田園の小城」糸島で季節を感じる平屋の暮らし(糸島市高上)

博多や天神方面から西へと高速道路・国道を走り、昨年来店者数2000万人を突破して益々糸島エリアの人気スポットになっているJA糸島産直市場「伊都菜々」を通過したところを左へ曲がると、それまでとは急に景色が変わり、福岡と佐賀にまたがる標高955mの雷山とその足元に田園地帯が広がります。

今回は、そんな田畑が広がる美しい景色を一望できる、糸島市高上エリアにひと際目立つ戸建物件をご紹介します。

撮影に訪れたのは3月上旬。曇天ではありましたが、寒い冬が間もなく終わり、これから訪れる春の陽の温かさも少し感じられ、気持ちの良い気候でした。春の匂いを感じようと、車の窓を全開にして、物件へと向かいます。

伊都菜々を超え、田園地帯を突き進むと、今回物件のある高上地域に近づいてきます。それほど住宅が多くなく、田畑が中心であり、近くにある弥冨農園さんによる葉ネギが有名ということもあり、ネギ畑が広がっています。飲食店はいくつかあるものの、コンビニが1軒ある程度ののどかな景色で、心がスーッと軽くなるというか、洗われるというか、清々しい気持ちになりました。

高上地域は人口約80名、世帯数約30世帯で構成されています。未就学児から90代まで幅広く、小学校や中学校に通う児童もみられます。地域としては昔から暮らしている方々が多いエリアであり、地域行事なども行われているようです。
※数字は糸島市の統計データより最新データを抜粋

糸島市高上(google map)
https://maps.app.goo.gl/QVBvXzpXrGmnr9xW9

土の香りや鳥のさえずり、雷山川のせせらぎを感じながら車を走らせると、雷山のふもとに立派な擁壁で囲われた土地の上に瓦屋根の立派な日本家屋が見えてきました。建物の造りも相まって、少し大げさかもしれませんが、まるで小さなお城のようです。

さらに、敷地内からの写真ではありませんが、少し山側から撮影した写真がコチラ。分かりにくいかもしれませんが、田園風景だけでなく、左手には可也山も眺められます。擁壁の上に建物が建っていることもあり、あたりを遮るものがありません。

今回の撮影では、売主さんが居住中であるため、建物の中は撮影ができず、見ることができませんでしたが、築42年ながら近くで見ても立派な外観であり、丁寧に維持管理されていることが窺えます。

いわゆる昔ながらの日本家屋であるため、間取図にあるように和室中心の住居ではあるため、人によってはライフスタイルに合わないなどもあろうかと思いますが、一部リノベーションを行っていただくことで、約150㎡の住居を快適に利用いただけるかと考えます。

外観からは想像できないですが、これだけの面積の戸建ながら平屋というのも魅力的なポイントですね。

とても気持ちが良かったので物件の外周を歩いてみると、南側(山側)では菜の花が咲いていたので思わず写真をパチリ。また、物件のすぐ北側には桜の木が数本並んでおり、まだ数えるほどでしたが花が咲いているのも見られ、春本番が待ち遠しくなりました。

お城の主になり、田園風景を眺めながら季節を感じられる暮らしはいかがでしょうか。

(文責:鎌苅竜也)

物件概要

種別 売買
物件種目 中古一戸建
価格 3,000万円
所在地 糸島市高上
土地面積 1177㎡(356.04坪)
建物面積 149.35㎡(約45.18坪)
間取り 4DK
建物構造 木造
建築年月 1982年8月
引渡し時期 2024年4月中旬以降
その他 土砂災害警戒区域内

※営利利用NG。

※住居用途としての再建築可

 

間取り図

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