福岡移住酒場vol.3「九州・沖縄から新しい働き方のカルチャーをつくる仕事」開催レポート

・九州最大級のクライアント数を誇る社労士法人「アドバンス」
・九州・沖縄の働き方やワーケーションなどを発信推進する 「HOnPro」
・福岡移住計画など運営し、つぎの営みをつくる「SALT」
今回この3社をゲストに、福岡から新しい働き方やライフスタイルのカルチャーを生み出す働き方について考える1日となりました。

福岡移住酒場はこれまでHOOD天神を拠点に場を開いていましたが、今回は出張編としてアドバンス社の赤坂のオフィスにて実施。
・第1部「オフィスを巡る」
・第2部「トーク酒場」
・第3部「交流酒場」
と、つながりや学びだけでなく、新しい働き方にも触れられる機会になりました。

第1部「オフィスを巡る」

まずは今回の開催場所となる、社会保険労務士法人・行政書士法人「アドバンス」の本社オフィスにて、アドバンスがどのような事業や取り組みをしているか、お話と合わせて実際の働く現場を案内してもらいながら、働き方や関わり方について考えるという時間になりました。

参加者のチェックインとして、それぞれの自己紹介からスタートし、伴所長による法人のご紹介〜オフィス見学、という流れ。
執務エリアはフリーアドレス形式で、自由に働く場所を選べるというワークスタイル。その他にもスタンディングデスクやバランスボール風のチェア導入など、健康に配慮したオフィス空間づくりを見学しながら、どういう制度づくりやメンバー同士のコミュニケーションを行っているか、具体的な勤怠管理の方法に至るまで、アドバンス社独自の働く環境づくりについて紹介してもらいながら、参加者とも活発にコミュニケーションが生まれました。

第2部「トーク酒場」

第2部がメインのトークセッション。
各トークゲストの活動と、それぞれの関わり方から、これからの働き方のカルチャーについて考える時間となりました。
以下にトークゲストの活動ご紹介と、今回のテーマに対するそれぞれのアプローチや考え方についてお伝えします。

伴 芳夫(アドバンスグループ代表/特定社会保険労務士/行政書士)

“多様な関わりから、ともに未来をつくる。”というビジョンを掲げ、社会保険労務士/行政書士として様々な企業の経営課題に向き合いながら、その枠組みを超えて外部の企業やパートナーとも働き方に関わる事業展開を行っています。そんな表の顔(A面)を持ちながら、自然共生と働く・遊ぶをミックスするライフスタイルを探索する裏の顔(B面)を持っています」

▼「ヒト」に寄る経営
「ヒト、モノ、カネ、情報という経営資源の中で、ヒトを最も重視して、人と人がつながる機会と情報交換の場づくりを行うこと、そこからのビジネス創出ということを目指しています」

▼採用ではない「関わり」という形
「雇用と非雇用の垣根が曖昧になっている時代に、わたしたちは雇用だけではなくいろんな人との関わりをつくること、そこから一緒にビジネスの目的を達成するという、新しい関わり方を提唱したいと思います」

社会保険労務士法人 アドバンス / 行政書士法人 アドバンス
https://van.gr.jp/

アドバンス採用サイト
https://be-side.info/

山本 一幾(アドバンス シニアコンサルタント・株式会社HOnPro 取締役COO)

「アドバンスとしては経営支援部として労務コンサルティングを担当し、ホンプロでは”働き方の未来をつくる”というビジョンのもと、主にバックオフィスDX推進(DXサービスの販売代理、導入の支援)、ワーケーション推進、BPO事業という3つの事業を組み合わせながら働き方づくりを行っています」
https://honpro.co.jp/

▼これからのワーケーションの役割
「世の中のワーケーションは、まだまだバケーションの側面が強く見えていますが、目的に合わせていろんな実施形態があります。その中でもチームビルディングを目的にした企画は企業でも取り入れやすく、特にコロナ禍でフルリモートで業務を行っているような企業が、リアルに顔を合わせる機会としてワーケーションを有効に取り入れるということが多くなっています」

西尾 要(株式会社JIMONO代表/株式会社HOnPro CSO)

https://jimono.jp/

「本業としては、農業の流通を生産者と一緒に変えていくというミッションのもと、JIMONOという会社の活動を行いながら、ホンプロでは給与計算の代行を主としたBPO事業を担当しています。働く環境としては街と畑という対極にあるような場所を行き来しながら、それぞれの働き方を自分自身に心地よく作用させています」

▼本業/副業の切り替え、都市/自然の切り替え
「雇用や勤務の形態、そして自分の働く場所や環境はその都度切り替えながら過ごしているわけではなく、自分の中では緩やかにつながっているイメージです。更に言うと”働くこと”自体が自分の毎日の生活の一部になっていますし、そういうスタイルやマインドがこれからもっと一般的になっていくのではないかと思います」

須賀 大介(株式会社SALT代表/株式会社HOnPro CCO)

「昨今コワーキングスペースの運営という仕事はビジネスとして飽和していっています。わたしたちSALTは場所を貸すのではなく、”人と地域”、”人と企業”、”人と人をつなぐという目的で、人にフォーカスしたサービスと仕事づくりを行っています」
https://salt.today/

▼自然の中で過ごす時間
「自然に身を置くことで、対話の仕方が変わると考えています。事業や計画など表向き(A面的)な会話ではなく、自分たちが何者なのか、真に何をやりたいのかという在り方(B面)の視点で会話ができると思います」

▼何をやるかよりも、誰とやるか
「リモートワークの普及など、働き方の多様化により、会社と自宅の往復ではなく、いろんな場所で働けるような選択肢が生まれてきました。また、その中での人との出会いが大事になってきますし、わたしたちはもっと多様な出会いが生まれるような場を作っていきたいと思っています」

第3部「交流酒場」

アドバンス社のラウンジスペースとセミナールームを使った懇親タイム。
福岡県外から移住して来られた方、企業の方だけでなく学生の参加者も見られ、多様な属性の人たちが交流する場となりました。

おわりに

今回のトークセッションで語られたように、これからの働き方の中で重要となる、人と人が多様な関わりを持っていくことが、今回のイベントを通じて体験できました。
福岡移住計画として、今回のような仕事や働き方だけでなく、暮らしや住まい、コミュニティなどいろんなテーマで、今後も福岡移住酒場というトークイベント交えた交流の場を作っていきたいと思います。

また、今回アドバンスさんと一緒に場をつくることで見えた新しい人の関わり方を、次のイベント開催にも生かしていきたいと思います。

今後とも福岡移住酒場にご期待ください!

トークセッションの様子は動画にて視聴いただけますので、是非こちらもご覧ください。

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