塩一貫!またいちの塩
明るくどこまでも鮮やかな青空、沖合の深い紺青から浅瀬のライトグリーンまでさまざまな表情を見せる海、そしてどこか胸躍る潮の香り。福岡市街の中心部からわずか1時間足らず、海岸沿いのワインディングロードを走る糸島半島のドライブは、自然の恵みが五感を活性化してくれる素晴らしい体験です。
そんな糸島半島の西の端、「突端=とったん」にある『工房とったん(新三郎商店株式会社)』は塩づくりの工房。日本のみならず世界中から集った職人たちが、塩づくりに日々心血を注いでいます。
素材は、周囲に人家や別荘のない最高の環境から汲み上げた、透き通るような玄界灘の海水。100リットルの海水を、天日と釜炊きで100グラムにまで凝縮した結晶「またいちの塩」は、文字通り職人が手塩にかけた逸品です。滋味あふれる塩の風味は素材の味を存分に引き出し、一般家庭からプロの料理人まで愛用されています。
また、看板商品「しおをかけてたべるプリン」は、「工房とったん」の美しい景色と組み合わせたインスタ映えでも人気です。
この「またいちの塩」を使いこなし、新しいチャレンジに挑む人材を募集しています!福岡移住計画では、過去2回にわたり同社の求人記事を掲載しました。たくさんのご応募をいただき、採用後現在も在職中の社員さんも何人もいらっしゃいますが、業務拡大にともない改めて募集となります。
条件は「食べることへの関心が強いこと」だけ。担当職種は同社が経営する「ゴハンヤ イタル」「SUMICAFE」調理担当、「新三郎商店」販売担当に加え、商品企画・開発、マーケティングリサーチ、バイヤーなどなどさまざまな活躍の場があります。
職種の枠を超え、「またいちの塩」とそのブランド力を使いこなしてあなたらしいチャレンジに取り組むことができます。
移住者も多く活躍中の新三郎商店で、あなたの「食」へのこだわりと愛を仕事にしてみませんか?
「塩と食」で新しい挑戦を
「またいちの塩」を率いるのは、料理人という顔を持つ平川秀一さん(新三郎商店株式会社代表取締役)。塩づくりに最適な環境を求めてここ糸島に根を下ろし、もうすぐ20年になります。
「やりたいことはたくさんあるし、手がけていることも増えました。でも、『塩づくり』が芯にあるということは変わらないですね」と、塩と潮風に焼けた顔をほころばせる平川さんにお話をうかがいました。
-前回の取材から3年経ちました。「またいちの塩」の知名度はどんどん上がっていると感じます。
ネット上で話題にしてくれる人も増え、海外からのお客さんも増えました。休日はもちろん、平日も大勢の方が「とったん」や「イタル」に来てくれています。
-確かに、今日も自転車で日本一周中だという東京の方が「Twitterでフォロワーさんに教えてもらいました」と、プリンを買ってTwitterに投稿していました。SNSを通じて世界中に「またいちの塩」の魅力が広がっていますね。
ありがたいことです。売上も伸び、認知度も広がってきたなと実感しています。どんどん新しいこともやりたいんですが、おかげさまで忙しくて手が回らない。そこで今回の募集になりました。今回は“塩を使う人”の募集です。
-“塩を使う”というと、「イタル」や「SUMICAFE」での調理担当がすぐ思いつきますが…。
もちろん、調理スタッフは欲しいですね。現在お休みしている「SUMICAFE」の再開にも手が必要です。それとプロとして接客経験のある方。接客については、僕らは手探りでスタートしてこれまでやってきましたが、リーダー経験や店舗マネジメント経験がある方は歓迎です。でも、今回の募集はそれだけじゃないです。
新商品の開発にも挑戦
-というと、もっと違う意味で“塩を使う”役割ですか。
はい。新商品の企画や開発、他社とのコラボレーションにも力を発揮してほしいと思っています。うちのなりわいは「塩」。塩はありとあらゆる場面で使われていますから、さまざまな商品に応用できるはずなんですよ。食品や加工品はもちろん、健康食品や美容系、さらには原材料として塩を使うプロダクトも作れるはず。“またいちの塩を使って面白いものを作りたい!”という人は大歓迎です。それに新三郎商店も拡充しますから、商品を仕入れるバイヤー担当も必要ですね。
▲こちらもプロダクトのひとつ「糸島のザクザク君」
―ブランドとしての「またいちの塩」は、福岡では多くの人が認知しています。それを足がかりに、ユーザーが使って喜ぶ、役に立つ商品を生み出す。これはやりがいがある仕事ですね!
前職の経験や資格などは一切問いません。必要なのは「塩」と「食」への関心があること。待遇はかなりいいと思います。お金を残すのが会社の目的じゃないので、社員みんなとお客さんに還元して、もっと面白いことをしたい。そうそう、実は今、糸島の山側でも面白いチャレンジを始めたんですよ。ぜひ見て行ってください、驚きますよ!
―わかりました、ではさっそく行ってみます!