「ママとこどもの良い暮らし」は、“「子連れでお出かけ」をもっと楽しく!”するために活動する『ママリボン』と福岡移住計画の共同企画です。子連れママ&パパたちも福岡の街に自然に溶け込んで、みんなで多様性をもっと楽しんでいくためには?子連れでも過ごしやすいお店などを紹介しながら、暮らしやすい街の姿を連載で探っていきます。
福岡市中央区にある「大濠公園」から歩いて5分ほど。いま4歳の息子がまだ赤ちゃんの頃、ベビーカーでお散歩しながら、せっせと通ったっけ。真っ白な壁。窓からのぞくと大きな滑り台。そこはこども服のお店『ciel et soleil(シエル・エ・ソレイユ)』。
お店の名前である『ciel et soleil』は、フランス語で“空と太陽”。国内外から厳選されたブランドのこども服は、他ではあまりお目にかかれないものばかり。それがもう、可愛くて可愛くて。ベビーカーでも入りやすい広々した入り口は、段差を無くしてスロープ状。優しい笑顔で迎えてくれる店員さんは知識が豊富で、聞きなれないブランドの良いところをさりげなく教えてくれながら、息子に似合いそうな服を、私と一緒に、とても嬉しそうに選んでくれる。初めて行ったその日から、この場所の虜になりました。今回は、そんな場所の生みの親、オーナーの浦田一秀さんにお話を伺いました。
−『ciel et soleil』には息子が赤ちゃんの頃から随分助けてもらいました。最近ではやっぱり滑り台が一番のお気に入りです。お店の中で随分広いスペースを占めていますね。
勇気がいりましたけどね〜。普通はあそこに、商品を置きたいですもんね。でも、これで正解だったと思っています。こどもたちを見ていると、もうね、ずっと遊んでいるんです。お店を作るときに、ぜひ遊び場を作りたくて、何がいいかなって考えた時、やっぱり滑り台が一番喜ぶんじゃないかなって。滑り台で遊ばせている間に、お母さんたちはゆっくり買い物できますもんね。本当に作って良かったです。
−こどもとお出かけする時の“あったらいいな”がいっぱいで、店内は本当にオシャレ。使いやすさと可愛さが同居している空間ですね。
インテリアやディスプレイは昔から好きで、海外も含めて色んな場所を見て写真を撮ったりしていました。そんな中で、お店って商品を置かないスペースがある方がかっこいいんじゃないかなって思ったんです。もちろん商品は増えるわけだから、在庫も必要だし置く場所も必要なんですけど、考えてみたら“そんなに在庫っている?”って思えて…。最優先すべきはそこじゃないのかなって。
−そんなお店の雰囲気は、そのままお店の洋服たちにも当てはまりますね。着やすさと可愛いがまさに同居。とがり過ぎず飾りすぎず、自然体で可愛い。大好きです。
▲広いトイレにはオムツ替えの台も。試着室は、授乳室としても使えるよう、ゆったり座れるスペースを作ったそう。
▲大きな黒板も。こどもたちにとっては、のびのびお絵描きできる夢の空間。