≪成約済≫『福岡移住不動産vol.36』【志賀島】お店をはじめたい人、必見！観光客に人気の島にお手頃価格の戸建て物件登場！

開店のハードル低く、自分らしさをカタチにしたい人注目の中古戸建

福岡市では、2016年より農山漁村地域の活性化を目的に、土地利用規制緩和を行っており、これまで開発が規制されていた一部エリアでの新規ビジネスが可能になりました。このような背景のもと、今回ご紹介する物件は福岡市東区志賀島にあるとある民家。住宅として利用されていた建物を購入して、この土地の自然と温かな島民たちとともに島を盛り上げる事業をはじめる人を募集します。

福岡市といえば食文化が豊かでまちがコンパクト、交通利便性の高いまちだということはすでにご存知の方も多いと思います。このような理由から福岡市は他県からの移住者も多いまちですが、今回ご紹介する物件が位置する志賀島などの離島や郊外の市町村など、昔懐かしい風景がのこるエリアはやはり一般的な地方と同様に人口減少や地域活性化が大きな課題となっています。
そこで福岡市では前述したようにこのようなエリアの活性化と地域産業を盛り上げることにつながる建物の立地を支援しており、これまでは規制されていたエリアでもお店を開くことができるようになりました。

志賀島の魅力

福岡市都心部から船で30分もあれば行くことができる志賀島。都心部からの陸路も整備されており、バスなら約70分、JRで約45分という距離です。市街地の近くにありながら海の水がきれいなこともあり、夏場は多くの海水浴客でにぎわっています。そして教科書にも登場するポピュラーな国宝、金印（漢委奴国王印）が発見された場所としても有名です。
外周はわずか12キロメートル。自転車で40分もあれば一周できてしまうちいさな島です。さわやかな海風をうけながらのサイクリングは心地よく、多くの自転車ファンからも愛されています。さらに、玄界灘でとれたアジやサザエなどの海の幸が楽しめるのも魅力です。



志賀島には市の政策の後押しもうけて、近年移住者が増えてきています。とくに注目なのは20代～30代の若者世代の移住者がこの島を選んでいるということ。地元志賀島も地域の魅力向上に貢献する事業を立ち上げる若者たちを将来の担い手として積極的に受け入れており、現在すでに移住者が開業した宿泊施設やカレー店などが島に訪れる観光客をもてなしています。
物件近くにあるゲストハウス『ZABaN 志賀島』は4年ほど前に福岡に移住してきた若い夫婦が経営しています。元旅館だった建物を、オーナーがSNSでよびかけて集まった参加者と地元の人たちが一緒に改修作業をおこない、2017年夏にオープンしました。ゲストハウスの食事メニューにも地元の食材がふんだんに使われています｡

▲ZABaN 志賀島

写真の物件は今回売りに出されている戸建てです。外観は昭和住宅のような雰囲気です。内部の撮影はできなかったのですが、全面改修を前提としたご購入をおすすめします。物件周辺は住宅が密集して立ち、細い路地が多くあります。島内のいたるところから「島のくらし」が感じられ、たくさんの猫たちと出会うことでしょう。島全体にほのぼのした漁村の風景が広がっています。今回、取材のために島を訪れた福岡移住計画のスタッフは、とあるお店の前で打ち合わせしていたところ、通りすがった地元のおばあさんに何度も「寒いからはやく中に入りなさい！」と声をかけられました（笑）。地元の方々の温かな人柄はこの島の魅力だと感じました。

まとめ

今回、志賀島を訪れてみて感じたのは、この島の暮らしに合うのは経済的な豊かさを追及していく生き方よりも、自分の好きなことを生業とし、自分らしくつつましく生きることを望む人、自然環境や周囲の人から得られる幸福感を何よりも大切にする人だと思いました。個性や価値観が多様化していくこれからの時代、本当に自分らしく生きられる環境をつくるための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

間取り図

地図

物件概要

（テキスト：野上梓）