【#いといいねキャンペーン】栄養満点で体が喜ぶものを提供したい。(糸島パッションフルーツ工房 Lá Puni)

今夏に地域密着情報誌『マイタウン伊都』とのタイアップ企画として開催した「#いといいね キャンペーン〜シェアでつながる伊都〜」。この企画は誌面に掲載されているお店の写真を撮ってInstagramで発信し、投稿いただいた写真にいいねの数が一番多いお店をグランプリとして決めるものでした。
そこで今回はその報告も兼ねてグランプリと準グランプリのお店を「福岡移住計画」のお店紹介のスタイルでご紹介したいと思います。

糸島市泊の田園風景の中にぽつんと立つかわいらしい黄色い建物。ドライブ中の窓からでも発見できる目立つ外観とは一転、店内は木のぬくもりをたっぷり感じられるナチュラルで温かみのある空間が広がります。
こちらが自家栽培の無農薬食材を使用したスムージーを提供する『糸島パッションフルーツ工房 Lá Puni(ラ・プニ)』さんです。優しい太陽のような笑顔で迎えてくれたのは、店長の宮本奈房さん。そんな宮本さんに今企画「#いといいねキャンペーン」グランプリ受賞の感想やお店のこだわりなどをうかがいました。

−まずはグランプリおめでとうございます!受賞を受けての率直な感想をお聞かせください。

色んな方がInstagramに投稿してくれて嬉しいです。グランプリが決まった後は、マイタウンをみて来てくれお客さんがいたり、常連さんからは「マイタウンみたよ~!よかったね~!」という声をいただけて「みんな意外と見てくれてるんだ」と温かい気持ちになりました。

−今回支持された理由はどういったところにあると思われますか?

自分からキャンペーンの告知を積極的にしたというわけではないですが、身近な常連さんには「キャンペーンに参加しているんですよ」とちょこちょこ話をしていて。そしたら、その場で撮影してInstagramに投稿してくれたりと周りの人が応援してくれましたね。

−日頃からインスタ映えも意識した商品開発をされている感じでしょうか?

インスタ映えを意識とまではいかないですが、おいしそうな見た目になるように心がけて商品を作っています。
スムージーの写真を撮影するお客さんが多いのですが、どこで撮影しようか迷っている人が多かったので、入口の横に黄色い壁をバックに撮影できるスペースを設けたりはしました。

−今回の企画では写真という一部分だけが切り出されたと思いますが、本取材ではお店の中身も掘り下げていきつつ、お店の良さをさらに紹介できればと思います。まずこのお店を始められたきっかけは何だったのでしょうか?

もともと実家が農家で無農薬の野菜や果物を育てているのが当たり前の環境で過ごしてきたことや、栄養士としての知識を活かして、将来自分の家で作った無農薬の食材を使って何かしたいな、とぼんやり考えていました。
直接的なきっかけになったのは、数年前にハワイ旅行に行ったときの体験ですね。現地でパッションフルーツとドラゴンフルーツのスムージーを飲んだんです。もう、それがすごくおいしくて…!!!
それで、そうだ!スムージー屋さんをやろう!とひらめいたんです。実家でフルーツを作っているしそれを使えばいいじゃん!って(笑)。

−想いとアイディアが繋がった瞬間ですね。お店は元々このご実家につくろうと考えていたのですか?

最初は他の土地もいくつか検討していたのですが、最終的には“食材が見えるところにお店を構えたい”という想いに至り、実家の田んぼと畑が見渡せるこの土地にオープンすることに決めました。
目の前に広がった土地で育つ野菜や果物を見てもらいながら、本当に体に優しい食材を使用して、飲んだ人が元気になるようなスムージーを提供していきたいと思っています。
スムージーの材料はパッションフルーツやドラゴンフルーツなど、有機肥料を使用しは無農薬で自家栽培したものを基本としています。外から仕入れる食材も減農薬の効果がある水に一晩浸してから提供するなど一手間加えています。

−お客さんはどのような層の方が多いですか?

お客さんの層は結構幅が広くて、20~60代の方で女性が多い印象ですね。
平日は常連さんや近所に住んでいる方、週末は遠方からドライブがてら観光客も多くいらっしゃいます。
「このスムージーを飲んだら元気が出てきたよ、体が良くなってきたよ」というお客さんの声もいただくのですが、“栄養満点で体が喜ぶものを提供する”を一番に心がけているので、その言葉がとても嬉しいです。

−それだけ幅広い方がファンについていると、日頃とてもお忙しいのではないですか?

忙しいことは嬉しいことでもあるのですが、季節によりますね。
お客さんの多い夏季はふと時計に目をやったら閉店時間・・・!!お店を閉めてからすぐさま次の日の仕込み・・・!!!という感じで、毎日慌ただしくあっという間に過ぎていきます(笑) 。
一方で冬季は週末のみの営業になるので、だいぶスローペースになります。この期間を利用して夏にはできないお店の大掃除やプライベートでは旅行に出かけて気分転換しています。

−旅行いいですね!スムージー屋のきっかけとなったのも旅行ですしね。今年はもう計画されていますか?

・・・実は、来年1月に結婚を控えていて、新婚旅行を兼ねて今年の冬は2週間ほど海外旅行に行く予定があるので、今から楽しみです。まだ全然計画を立てていないんですが…(笑)

−ええー!!!それはおめでとうございます!

ありがとうございます…。聞かれないと自分からは言わないタイプなのでこんな形で報告になってしまいました。
結婚しても変わらず今のスタイルでお店を続けていく予定ですが、彼が婿入りして実家の農業を一緒にやると言ってくれているので両親は大喜びしています。

−ご結婚されてスタイルが変化されるかもですが、今後やっていきたいことや実現したいことはありますか?

お店の目の前の田んぼや畑を活用して、スムージーを買ってくれたお客さんが気軽に野菜の収穫体験ができる機会を作りたいと思っています。
食材をスーパーで買うだけではなく、自ら畑から採る喜びを味わってほしくて。自分で採った食材をその日のご飯にパッと加えられたら素敵だな、と思うんです。
わたしもお店に立たなければならないので、お客さんに袋を渡してそこに詰めてもらうセルフスタイルとかで気軽に始めたいですね。
春に向けて菜の花などの葉物を植え付けしたので、3~4月には葉物摘みを楽しんでいただけると思いますよ!

透き通るような自然体の笑顔の奈房さん。シャイでインタビューなど人に説明する場面はちょっと苦手…とおっしゃっていましたが、“体に優しい食材を使用して、飲んだ人が元気がでるようなものを提供することを大切にしている”と語ってくれたまっすぐな眼差しからは、彼女のブレない思いが伝わってきました。
カウンターにある手書きのポップメニューにはスムージーの写真の他に「アンチエイジングに効果あり!脂肪分解に役立つ」など栄養士である奈房さんならではの一言が添えられています。
その土地で採れたこだわりの食材を使用したエネルギーたっぷりのスムージーを求めて来店される人はもちろん、奈房さんの笑顔に元気をもらいにラ・プニに来店されるお客さんも少なくないかもしれません。

【Lá Puni(ラ・プニ)】
福岡県糸島市泊 204-6
TEL:080-1747-3274
営業時間:10:00〜18:00
定休日:水曜日
1月2月営業:土日のみ営業

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