「Sansan」が取り組む合宿ミーティングがもたらす効果とは。

福岡市の地下鉄天神駅から20分のところにある福岡市西区今宿。ここに私たちの拠点である海辺のシェアオフィス『SALT』はあります。普段は法人やフリーランスの方々が利用するワークスペースではありますが、土日祝日はイベントスペースとしても幅広くご利用いただいております。(要事前予約)

そんな『SALT』を先日、クラウド名刺管理サービスを展開されている「Sansan株式会社」のみなさんにチーム合宿の場としてご利用いただきました。
自社の会議室ではなく、わざわざ遠方の福岡の地でなぜチーム合宿なのか、場を変えることで得られることはあるのか。Sansan事業部・地域統括の中村さんにお話をうかがいました。

ーテレビCMも印象的な御社ですが、改めてどのような事業を展開されているのかお教えいただけますでしょうか?

はい。Sansan株式会社と言いまして、法人向けクラウド名刺管理サービス『Sansan』と個人向け名刺アプリ『Eight』を提供しています。「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」をミッションに掲げ、プロダクトの研鑽と、マーケティング・セールス・サポートに勤しむ日々です。創業から今年で12年目になります。

ー今回はチーム合宿ということで『SALT』をご利用いただいておりますが、参加されている皆さんはどのようなチームなのでしょうか?

今回は名古屋・大坂・福岡の3支店から、営業部の社員たちが集まっています。年代としては20代後半~30代ですね。普段は社内SNSや電話、メールを活用してコミュニケーションを取っていますが、支店同士、直接顔を合わせたコミュニケーションを行う機会は限られています。年に1度のペースでこうした合宿を行っていまして、今回は11名で実施しています。

ー3支店でそれぞれ離れていて直接コミュニケーション取れる機会が限られているということですが、すでに仲良さそうに見えたのは、日々のITツールを活用したコミュニケーションに加え、これまでの合宿の積み重ねがあったからなのですね。今回はなぜ『SALT』をご利用いただいたのでしょうか?

合宿に与えられた時間は1泊2日で、短期間で集中することが必要だったんです。全国に数箇所、「ラボ」と呼ばれる自社の開発拠点があり、そちらも合宿利用は可能ですが、福岡の『SALT』はアクセスの良さとコストが優れていると思いました。福岡空港から地下鉄1本で来れるのも魅力的でした。実は、私の住まいがこの近所で、過去に個人で『SALT』の会員利用をしていたんです。仕事が終わって帰宅後、食事を済ませて、子どもと過ごした後に、21時からここにきて作業をしたり。目の前が海なので、波の音を聞きながらノートパソコンを開くと、どこか会社とは気持ちを切り替えて仕事に向かえるなといつも実感していました。

ー個人利用から、また会社としてもご利用いただき嬉しいです! 年に1度の合宿ということですが、今回の合宿のテーマは何だったのでしょうか?

営業部、社員全体のレベルアップです。それぞれ日々の業務は問題なく進められているのですが、どうしても自己流な部分もあり、個々のパフォーマンスにムラが出てしまうこともあります。各支店共通の意識を持ってもらうためと、資料作成やプレゼンのノウハウを共有して技術を向上させるのが目的でした。
私は地域統括という立場なので、1人ひとりと話す機会はあるのですが、時間も限られるので、アドバイスなど伝えるだけになってしまうこともあります。合宿で各々が自分で考えて発言し合う時間を作りたかったんです。自分で考えてみると、当事者意識を持てるんです。同じ仕事をしている者同士、話をして、成果物を作り、改めて自分と向き合ってみてほしいと思いました。

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合宿がもたらす効果とは

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