「JAL」が取り入れるワーケーションが社内と社会にもたらす変化。

福岡市の地下鉄天神駅から20分のところにある福岡市西区今宿。ここに私たちの拠点である海辺のシェアオフィス『SALT』はあります。普段は法人やフリーランスの方々が利用するワークスペースではありますが、土日祝日はイベントスペースとしても幅広くご利用いただいております。(要事前予約)

そんな『SALT』を先日、「日本航空株式会社(以下、JAL)」のみなさんにチーム合宿の場としてご利用いただきました。
しかしなぜ自社の会議室ではなく、わざわざ遠方の福岡でチーム合宿なのか、場を変えることで得られることはあるのか。近年は「働き方」について議論が多く取り上げられ、企業研修や合宿を取り入れるところも増えているなかで、JALさんとしてはどのように考えているのか担当の東原さんにお話をうかがってきました。

ー今回のチーム合宿を行った目的を教えていただけますか。

はい。これからの時代を考えた時、“自分で考える力”や“判断力”が必要とされる場面がより増えてくると思っていて、会社としても「自律型人財*」の育成をテーマに掲げているところがあります。私たちは企業理念を念頭におき、社員のサポートをする部署なのですが、人財育成の部分で何かをやっていかなければならない中で、まずは議論の機会を設けて、新しい考えを生み出したいと思ったのがきっかけです。
*JALでは「人材」は→「人財」、「自立」は→「自律」と表記使用している。

ー今回は人事に関わる方の参加でしたが、その中でも役割はみなさんバラバラとお聞きしました。

はい。「人財」というカテゴリでは一緒なのですが、教育や働き方、制度をつくるなど、さまざまな部署から今回は7人の有志が集まりしました。今回はあえて入社後10年程度までの比較的若手の社員であり、出張ではなくワーケーション*として、職場とは違う場所で議論をしたいというメンバーとなりました。
*ワーケーションとはwork(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。2017年の7月からJALで導入しているテレワークのシステム。

ーそのワーケーションの場に『SALT』を選んでいただいた理由は何だったのでしょうか?

私たちは航空会社なので、飛行機に乗って旅をすることが好きな社員が多い傾向がありますので、空港や都市から近いけれど、日常から離れて目的に集中できる場所があればと思っていました。気持ちがほぐれるような綺麗な景観、ここに来てよかったと思える場所は感性を刺激されますよね。そういった場所って意外と都心部にはない印象なんです。リラックスできる環境で利便性も良い。『SALT』はなにか新しいアイデアが生まれそうな場所だと感じました。

▲インプットとして私たち(福岡移住計画)からもプレゼンさせていただきました。

ー今回の議題の内容はどういったものだったのでしょうか?

元は「自律型人材」になるために“何が必要か、私たちは何がしたいか”というのを話し合うのがテーマです。社員の働き方として一人ひとりは自律してやっているつもりでしたが、これまではチームとしての方向性が定まっていなかった。そのベクトルを合わせる機会が必要かなと思っていました。「いまできることは何か」って、正解がないから自分の中に落とし込むのがとても難しい議題でした。やわらかく物事を考るには、職場と違う場所で、リラックスしながらも仕事モードにもなれるこの環境が必要だったと思います。

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いつもとは違う場所で何が生まれたのか?

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