アナタがもし転職活動の経験があれば、一度は“転職エージェント”という存在を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
企業と求職者のマッチングを支援する「転職エージェント」はいまや、転職者にとってお馴染みの求人チャネルとなりつつあります。
この度福岡移住計画は、転職コンサルタントが多数在籍する人材紹介会社であり、福岡県を中心に事業を展開する、麻生グループの一員である(株)アソウ・ヒューマニーセンターと連携しながら移住に伴う「暮らし情報」から「お仕事情報」までを提供出来る取り組みを行います。県外からの移住希望者に向け、これまで以上に有益な情報を提供していく予定です。連携に先駆けて、同社の転職コンサルタントとして第一線で活躍されている河下さんにインタビュー取材を実施。転職支援サービスの今、そして想いについて熱く語っていただきました。
−今回、職業紹介業務をご担当いただきますが、連携への想いをお聞かせください。
まず私は在住地以外の地域への転職において、その地域の情報と仕事の情報は表裏一体で、切っても切れない関係だと思っています。仕事の情報だけでは「生活の満足」には至りませんので、事前に住む街の情報を仕入れることは非常に重要です。
弊社は“雇用を通じて街を元気にする”ことを目標にしておりますが、福岡移住計画様を通じて仕事と暮らしの情報をワンストップで提供できれば、求職者様にとってよりサービスの向上に繋がりますし、お互いに相乗効果が生まれることを期待して、この度それぞれの強みを活かした業務で連携させていただくことになりました。
−福岡市の人口増加率は国内No.1といわれていますが、やはり移住希望者からの転職相談は増えていますか?
政令指定都市の中で福岡市の人口増加率は断トツでNo.1ですので、面談希望者も増えていると肌で実感しています。私は職業紹介業務の専任者として転職をお考えの方と日々面談させていただいておりますが、福岡県出身の方は地元愛が特に強く、Uターン希望者は以前から多かったように思います。しかし、この数年でIターン希望者も大幅に増え、「縁もゆかりもない地域だけど福岡県だったら移住してもいい」という話をよく聞くようになりました。全国各地から、国外では例えばハンガリー在住の方等もご相談に乗っています。
−ハンガリー!(驚) そういったIターン希望者は、福岡県のどういったところに魅力を感じているのですか?
例えば東京を始め関東圏在住の方であれば、「物価の安さ」が一番大きなポイントになっているようです。特に驚かれるのは、家賃です。関東の7~8割くらいのコストで同じ生活水準が保てるという情報が浸透していて、それを入り口に“じゃあ福岡県ってどんな仕事があるの?”とご相談をいただくケースが多いです。また、九州は食べ物が美味しく温泉やレジャー施設等の観光地も多い事から、芸能人の方の移住をメディアで取り上げる等、注目されている地域だと感じます。
強みは、“行政”や“地場企業”との太いパイプ
−そのような国内外から福岡県に注目が集まっている現状、福岡エリアに力を入れる競合他社も多いと推測されるのですが、そのなかでも貴社が強みとしている部分は何でしょう?
九州地場企業様や行政と連動しているのが一番の強みかもしれません。
九州の自治体では、企業誘致に力を入れて取り組み、定住・移住推進を行っています。弊社は自治体が県外から福岡に誘致支援する企業様をご紹介いただいたり、自治体が発行している移住者向けのパンフレット等を参考資料として移住を希望する求職者様へ提供したりとUIターンに積極的に取り組んでいます。
福岡に本社を構え33年。昔から地元企業様とのお取引や関係性があり、「福岡の転職ならアソウ」と地元に強い事から、数多くの企業様が弊社を選んでいただける理由の一つではないかと考えます。
−地場で展開しているからこそ、幅広いコネクションを持っているのですね。
例えば地方銀行様だったりメディア関連企業様だったりと、昔から福岡県に腰を据えて展開されている企業様とのお付き合いも多いので、それが“九州・福岡だったらアソウ”だという裏付けになるのではないでしょうか。
求人・人材紹介に留まらない手厚いフォロー
−ちなみに、貴社の転職支援サービスはどういう流れで進んでいくのでしょう?
弊社HPに多くの求人を掲載しているので、求職者様からお問い合わせやエントリーをいただいたり、転職サイトを通じ弊社からスカウトメールを送らせていただいたりと様々です。
エントリーいただいた方には、弊社コンサルタントと面談を行い、ご希望に沿う求人をご紹介させていただきます。書類を元に推薦させていただき、その後、各企業様の選考へと進んでいきます。より多くの求職者様がまずは面接へ進めるよう、推薦する際の書類の添削も行います。
−その際、県外からの転職希望者にはどういったサポートを心がけていますか?
市町村によっては移住時の助成金の申請制度等もございますので、情報を提供致します。また、県外からの転職希望者様は面接場所や移動交通費が問題になりがちです。
例えば東京在住の方は、仮に求人企業様の事業所が東京にある際はそちらで面接のご対応がいただけないか、また移動交通費補助の交渉等、直接言い辛い相談事やご提案を企業様へ差し上げております。
−単に求人を紹介するだけではないのですね。
この事業は単に求人を紹介するだけではありません。
以前、面談時に「どこに住んだらいいですか?」と尋ねられ、街の情報を伝えながらより専門性のある不動産会社を紹介したこともあります。ご家族様の環境やお子様の成長に合わせた移住プラン、また求職者様のご趣味といったプライベートな情報まで把握し、例えば「有名な学校がある」「病院が多い」「近くに海がある」といった情報のご提供まで差し上げています。
よく企業様からも求職者様からも『いい人がいれば』『いい会社があれば』と漠然としたご要望をいただきますが、対話を通じて“何がいいのか”を定義付けすることが、双方の満足に繋がることだと捉えています。
−企業と求職者、その両者が求めていることを整理して、正しくマッチングするように努められているんですね。それでは逆に、求職者側が貴社の転職支援サービスを受ける前に心がけておくことはありますか?
もちろん対話の中での気付きや発見もありますが、“こんな会社が良い”“この条件だったら応募しよう”という自己理解と分析が明確であれば、ご希望に近い案件を提案しやすいです。
転職支援のサービスを利用する方の大半は、早急に転職したいという人ではなく、どちらかというと「すぐには動かないけど情報は欲しい」「良い情報があればゆくゆくは動きたい」と、いわゆる「待ち」の方だと思います。その場合はどうしても月日が流れて時間が経過してしまいがちです。現職を続ける事も選択肢ですし、転職するも選択肢ですので、多忙な日々だと思われますがご自身と向き合う時間を作られると良いかもしれません。
▽福岡県内でお仕事をお探しの方は私たち福岡移住計画とアソウ・ヒューマニーセンターさんとで連携してお仕事の仲介をお手伝いさせていただきます。下記の申し込みフォームよりお申込みください。お申込み後はアソウ・ヒューマニーセンターさんよりご連絡させていただきます。