糸島市で初の協力隊
平成21年に総務省により制度化され始まった「地域おこし協力隊」、現在では全国886市町村、福岡県内では27市町村が実施と広がりをみせております。
そこに今年度から糸島市も加わり、今回初となる協力隊募集を開始しています。
募集される区分は「水産業活性化協力隊」と「福吉地域づくり推進協力隊」の2つにわかれ、「水産業活性化協力隊」としては、市の水産業の振興を担うために、市や糸島漁業協同組合などの関係機関と連携しながら、水産物の消費拡大や糸島の漁村地域活性化に繋がる活動に従事とのこと。
具体的には、
①直売所『志摩の四季』の集客数と販売額の増加施策。
②上記直売所の活性化につながるイベント企画・開催。
③魚しょく普及活動*に関するイベントなどの実施。
*多くの人に魚のことを知ってもらい、食べてもらう機会を増やす活動
④水産業の魅力発掘や収集とインターネット等での情報発信。
⑤糸島の水産業の課題解決のための支援。
「福吉地域づくり推進協力隊」は、福吉地域の農漁業と農漁村の振興を目的に、福吉地域づくり推進協議会や市、関係機関等と連携しながら、直売所『福ふくの里』を拠点とした地域の元気づくり活性化事業を行うとのこと。
具体的には、
①『福ふくの里』の集客数や販売額を増加施策。
②上記直売所の活性化につながるイベント企画・開催。
③『福ふくの里』への出荷・集荷、6次産業化などの支援
④福吉地域への来訪者増加のためのイベント企画・開催・支援。
⑤地域住民が企画・計画する民泊やグリーンツーリズムなどの事業支援。
⑥福吉地域の自然や文化、食材など、地域の魅力を発掘・収集しSNSやWebサイト、ブログなどを活用した情報発信。
⑦その他、福吉地域のビジョン実現や課題に応じた支援活動。
このように、協力隊として実施する内容が自由であったり、決まっていない自治体がある中で、糸島市の場合は内容、目的ともに明確にあります。
その場を拠点としてソトモノ視点を活かし、どのように自分ごと化していけるかがカギになってくるかと思います。
地元のこと
ソトモノとして移住した際に、最も重要になってくるのが地元のことをしっかり考えるということです。
役場の方にお話を伺うと、募集するエリアには、古くからの住民が多く、隣近所がよく声を掛け合うコミュニティがあり、特に福吉地域は人情味豊かで人の好い、優しい性格の人が多い地域のようです。
市全体では転入者も多い一方で、活動してもらう地域は人見知りの地域でもあるので、積極的に地域に関わり、溶け込んでもらうことが重要になるだろうと話されていました。
※まちの行事には積極的に参加。
求める人材像については、知識や経験があるに越したことはないが、地域と連携したコミュニケーション能力があり、最終的には糸島ならびにその担当エリアを愛してくれる人という話もありました。
糸島が注目される理由として、福岡市という都市環境に隣接していること、豊かな自然、そして「糸島ブランド」に代表される質の高い食というものがあると思いますが、何よりもその地に根ざした地域の人が作ってきた歴史にあると思います。
その人たちがいたからこそ今の糸島があります。
「地域おこし協力隊」には、都市部在住者からの応募が条件になりますが、都市部から移住してきたからといって立場に上下を決めつけてしまうと難しい面も出てくると思います。
地元の方々と一緒に協働しながら糸島の活性化を考えていけるかどうかが、協力隊に求められるものかもしれません。
※(注)今回は当サイトへのご応募は必要ございません。
糸島市役所への直接の書類送付で応募完了となります。
下記より「応募用紙」をダウンロードの上、直接お申し込みください。
糸島市役所 |
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募集期間 | 〜4月28日(金) |
募集職種 | 事務職 |
採用人数 | 【水産業活性化協力隊】 2名 【福吉地域づくり推進協力隊】 1名 |
雇用形態 | 非常勤嘱託員(期間限定の正職員) ※雇用期間は平成29年7月1日(予定)から平成30年3月31日まで。 次年度以降の雇用については、活動状況や実績等を勘案し雇用期間を1年間更新することができ、最長3年間まで更新することが可能。(平成32年6月30日まで)。 |
勤務地 | 【水産業活性化協力隊】 糸島市内(直売所『志摩の四季』、糸島漁業協同組合など) 【福吉地域づくり推進協力隊】 |
勤務時間 | 原則午前9時〜午後5時15分 (うち休憩1時間) ※原則、週4日勤務(29時間以内)。 ※土日・祝日などの勤務となる場合があり。 |
給与 | 166,600円 (賞与、時間外手当、退職手当等はありません) |
福利厚生 | ①健康保険や厚生年金保険、雇用保険に加入。 ※社会保険料の自己負担分は、給与天引きとなる。 ②雇用期間中に生活する住居は、糸島市の物件を市が斡旋。 ③居住地の家賃や光熱水費は、市が予算の範囲内でその一部を負担。 ※ただし、上記以外の引越し費用などは個人負担。 ④活動に必要な備品等(活動車両、パソコン等)は貸与。また活動に要する経費(通信費・燃料費等)は、市が予算の範囲内でその一部を負担。 |
休日休暇 | 原則週3日。 土日祝などの勤務となる場合があり。 |
仕事内容 | 記事中同様 |
応募資格 | ①現在3大都市圏等(過疎・山村・離島・半島地域以外の都市地域)に住民票がある人で、委嘱後に糸島市に住民票を異動させ、糸島市内の勤務地域に居住できる人。 ※総務省が示す、地域おこし協力隊の地域要件を満たす人。 ※住民票の異動については、事前に担当部署と協議すること。 ②パソコンを操作できる人(必要書類の作成やSNS・WEBサイト、ブログなどによる情報発信) ③普通自動車運転免許を所持し、実際に運転ができる人 ④市の条例及び規則等を遵守し、職務命令等に従うことができる人 ⑤活動期間終了後、起業・就業し、糸島市に定住する意思のある人 ⑥地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない人 ⑦暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第6号に規定する暴力団員に該当しない人 ⑧暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団又は暴力団員と密接な関係を有しない人 |
選考プロセス | STEP-1.書類審査 ※今回は当サイトへのご応募は必要ございません。糸島市への直接の書類送付で応募完了となります。 下記より「応募用紙」をダウンロードの上、直接お申し込みください。 ・応募用紙(PDF) 【申込先】 【水産業活性化協力隊】について 【福吉地域づくり推進協力隊】について STEP-2.面接 |
備考 | 《求める人物像》 【水産業活性化協力隊】 心身ともに健康で、市や糸島漁業協同組合などの関係機関と連携しながら、意欲と情熱を持って誠実に勤務できる人 【福吉地域づくり推進協力隊】 |
\\糸島市地域おこし協力隊へのご応募//
※(注)今回は当サイトへのご応募は必要ございません。
糸島市役所への直接の書類送付で応募完了となります。
上記より「応募用紙」をダウンロードの上、直接お申し込みください。