アジアへの玄関口・福岡で、未来のエネルギーを共に創ろう
福岡市の中心部にある大濠公園は、旧福岡城のお堀を利用した池を中心に作られた、市民の憩いの場です。
若いカップルは水辺をそぞろ歩き、熟年夫婦は声を掛け合いながらジョギングに励む。福岡市民はそれぞれの形で、この水と緑にあふれる景観を親しんでいます。
自然電力株式会社は、この大濠公園のすぐ北側に本社を構えています。2014年に東京から本社を移転させて、まだ一年程です。
「福岡は都市機能がコンパクトにまとまった街。空港が近くて交通の便がいいとよく言われますが、手の届く範囲にすべてがある感覚です。大濠公園もそうですが、街中に公園がたくさんあり、緑が多いのもいいところ。ちょっと足を伸ばせば、海もあれば山もありますしね。」
今回お話を伺った佐藤さんは、福岡の印象をそう語ってくれました。
「創業当初は東京に本社を置いていましたが、弊社が関わっている自然エネルギー発電所の現場は九州がほとんど。九州に拠点を置くなら、アジアへの玄関でもありハブでもある福岡がベストだと考えました。」
自然電力株式会社の創業は2011年6月。「環境問題をビジネスの視点から解決したい」という思いがあった磯野謙さん、川戸健司さん、長谷川雅也さん(それぞれ現・代表取締役)が、東日本大震災を受けて立ち上げました。当初は3人の役員と社員1人でスタートしましたが、今や関係するスタッフはグループ会社やパートナーを含めると100人を超える大所帯に。さらに業務は拡大を続けており、今回はそのための新スタッフ募集となります。
技能や経験だけでなく、ビジョンを共有できる仲間を募集!
自然電力株式会社は、全国各地で太陽光・風力・小水力などを使った自然エネルギー発電所を開発しています。グループ会社と共同して、用地選定から設計・建設、運営保守まで一貫して行えるのが強みです。ドイツの自然エネルギー発電所建設の大手「juwi(ユーイ)」と提携し、技術や機器調達、運用ノウハウなどの提供を受けています。
「事業のさらなる拡大を目指して、あらゆる職種で新しい力を求めています。今でも(2015年8月時点)新しい発電所の現場は3つ以上並行して動いていますし、もっと仲間が必要です。どういう仲間が欲しいかというと、例えば事業推進部は、既存の自然エネルギー発電所案件を建設段階にまでどんどん進めていくのが仕事です。ここではファイナンスのスキームを作ったり、投資家さんと案件をつなぐことが必要になってきますが、必要とするのは特定のスキルではなく、コミュニケーション能力や関係者と案件をアレンジする調整能力ですね。
事業開発部では、新規で自然エネルギー発電所をつくる仕事です。ここでは土地探しから、そこでどういった発電所が求められているのか、地域のニーズを吸い上げながら地域に応じた自然エネルギー発電所を企画していく必要があります。
コーポレートファイナンス部では、会社としての活動をより活発に行っていくためのファイナンスを行います。ここは今、福岡でも人を増やそうと思ってて。“財務諸表が読めて数字から会社の健康状態をはかることができて、銀行と融資の話ができて、さらに地域の人々とコミュニケーションを取れる”という方がいればぴったりですね。部署ごとにいろんな仲間を求めていますが、今挙げたような技能や経験よりも、重視していることがあります。」
※新規ビジネス会議の風景。糸島市RISE UP KEYAにて。
-コミュニケーション能力、企画力、経理や資金調達の力を持った人が必要ということですが、自然電力株式会社がさらに重視することとはなんでしょうか?
「弊社には、“コアバリュー”という3つの理念があります。それは『挑戦を続けること』『誠実に実行すること』『信頼を積み重ねること』。この理念を共有できる新しい仲間を求めています。自分から動いて問題を発見し、解決できる。人を動かしてチームを作り、目的を達成する。そして、最後までやりきってくれること。技能はあとから学ぶこともできますが、まずはこの心構えを持って仕事に当たれるかどうか。採用にあたっては、そこを最も重視しています。」
「現在は、ポジションを問わずあらゆる部門で募集をしています。この理念に共感してくれる方と、採用の過程でじっくりお話をしながら、どのポジションなら一番力を発揮できるかを考えて採用に至ることができればと考えています。社員には常に挑戦を続けてほしい、と要求していますが、もちろんリターンも十分にあります。たとえば経営企画室は新事業の創出を目指す仕事ですが、ここでゼロから発電所のO&M※の事業を立ち上げて、グループ会社の取締役になった社員もいますよ。そうやって、グループ全体の事業の裾野を広げていってほしいですね。」
※オペレーション&メンテナンス。運営・保守のことです。
エネルギーから世界を変えるために
2011年を契機に、日本のエネルギー事情や日本人のエネルギーに対する考え方は大きく変わりました。自然電力株式会社のあり方も、そんな時代の流れとは無関係ではないと思います。
「世界で起こっているさまざまな問題を、エネルギーという側面から解決する。それがわたしたちのビジョンです。2011年からの太陽光バブルといわれる時代の中で、自然エネルギーに関わる会社はどんどん増えてきています。そのなかで、わたしたちは“energy design”というミッションを掲げています。これは発電所をつくるだけでなく、電気の使い方までプロデュースするというところまで含めて、“エネルギーの新しいつくりかた”を提案するものです。たとえば、太陽光発電所で得た利益を地元の農家の方がたに還元し、農業設備の補修につかってもらったり、地元の特産物の6次産業化に役立ててもらう。そういった地域還元のモデルを計画したりしています。ただ発電所を建てて終わり、ではないのが弊社グループの特色です」
-2011年の創業から5年目ですが、これまで入社してきた社員にはどんなタイプの方がいましたか?
「入社してくれた人には、2つのタイプがあります。まず最初に、自然エネルギーに興味がある人。このタイプの人は、再生可能エネルギーを地球に広げていきたい、ということがモチベーションになります。発電所が実際に出来上がっていくプロセスが一番楽しいって言ってますね。農家のおばあちゃんが裏庭で採れたタケノコやフキをわけてくれた、とか。太陽光発電所は建ててから20年はその場にあり続けるものですから、きちんと地域に受け入れてもらう必要があります。そのために、密なコミュニケーションをとらないといけません。また、太陽光発電所は例えば1メガワット規模のもので完工までに3ヶ月かかりますが、その間はそこに住み込みになります。そこでまた地元の人たちや、地域で一緒に働く建設業の皆さんと仲良くなって、一緒に飲みに行ったり。
また、ベンチャー企業であることに価値を見出して入ってきてくれる人もいます。こういうタイプの人は、会社の経営を近い場所から見られることに大きな価値を感じています。今の弊社では、戦略会議やチームビルディングなど、組織を作り上げていくことにみんなが主体的に参加できて、それぞれの意見を反映しながらみんなで企業を作り上げていく。今は会社としてそういう時期ですから、すごく面白いと思いますね。」
※自然電力福岡オフィスにて。
-自然電力株式会社で働くうえで、楽しいことというとどんなことがあるでしょうか?
「いろんな魅力のある会社だと思いますが、わたしがいつも感じているのは地域密着しながら、世界を相手に仕事ができることでしょうか。弊社のカルチャーとして“グローバルかつローカル、プロフェッショナルかつリラックス”という言い方をするんですが、ドイツの企業と提携していることもあって、海外とのコミュニケーションはとても多いのです。ドイツなどヨーロッパに研修に行ってもらうこともありますし、社員の一割は外国籍です。」
※自然電力福岡オフィスにて。
「ドイツは再生可能エネルギーではトップの国のひとつですから、その技術を学びながら実践できるというのはとても大きいですね。ドイツをはじめ、スペイン、トルコ、オーストラリア、ニュージーランドなど、さまざまな国から来ています。彼らのように再生可能エネルギーを仕事にしている人たちは、ヨーロッパはもちろんアジア、中東、中南米など世界中いろんなところで仕事をしていますから、適応能力がすごいですね。それを間近で見ながら一緒に仕事をできるのも面白いところです。」
福岡での仕事とプライベートについて
-最後に、佐藤さんご自身が最近経験した「うれしかったこと」を教えて下さい。
「そうですね……サーフィンが趣味なんですが、今年の春に湘南でこれまでのトップ3に入る波に乗れたこと! 福岡でも、糸島半島の北西端にある芥屋まで行って乗ってますが、まだあれほどの波には出会えていません。仕事では、人事担当ですからなにか一つのことをやり遂げて“よかった!”というタイプの達成感はないんですね、ずーっと連続していくものですから。ただ、先に挙げた波乗りの時に“ああ、今がんばって我慢して、勇気を出して一歩踏み出せばもっといい波に乗れる”って感じたんですね。そして実際に、素晴らしい波に乗ることができた。仕事も同じことだと思うんですよ。それでもっとがんばろうって身を引き締めました。
※新規ビジネス会議の風景。糸島市RISE UP KEYAにて。
あとは、社の研修でいろんなスタッフが“なぜこういう仕事をしているか”を話してくれるのを聞くのが好きです。若いスタッフは鮮やかな夢を語りますし、ベテランのスタッフは“孫たちにきれいな未来を見せてやりたい”“これまでは原発のプラントを作っていたけど、自然エネルギーを広めるために最後の力を使いたい”と、これまでのキャリアを踏まえた思いを話してくれる。若者とベテラン、日本人と外国人がそれぞれのいいところを持ち寄って、新しいエネルギーの現場を作っていく。そういう場面に立ち会えることが、いちばんうれしいことですね。」
自然電力株式会社 | |
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募集期間 | ~9月21日(月) |
採用人数 | 各部署若干名 |
募集職種 | 事業開発部事業開発担当/テクニカルプランナーエンジニアリング部建設マネジメント部プロジェクトマネジメント部プロジェクトファイナンス部エンジニアリング部マネージャーリーガルスペシャリスト |
雇用形態 | 正社員/契約社員 |
勤務地 | 福岡県福岡市中央区荒戸1-1-6 福岡大濠ビル6F/東京-/その他/ |
勤務時間 | 9:00~18:00 |
給与 | スキル・経験により応相談 |
福利厚生 | 賞与2回交通費支給(会社規定により)有給休暇有社会保険あり |
休日休暇 | 週休2日、祝祭日、年末年始休暇、育児休暇その他特別休暇あり |
仕事内容 | 【事業開発部事業開発担当】・発電所の候補地を見つけ、許認可や地元合意を取得し、プロジェクトの企画立案。 【事業開発部テクニカルプランナー】・電力協議、ビジネス創出に関する技術検討。 【エンジニアリング部】・電気エンジニアとしての電気設計。 【建設マネジメント部】・太陽光、風力発電所の建設プロジェクトの代理人や元請け業者を管理、監督作業。 【プロジェクトマネジメント部】・建設プロジェクトマネージャーとして、発電所建設の計画から施工まで担当。 【プロジェクトファイナンス部】・再生可能エネルギー発電所の建設における資金調達業務。 【エンジニアリング部マネージャー】・小水力、バイオマスなど新規電源の開発、将来的な経営者視点をもってエンジニアリング組織の運営。 【リーガルスペシャリスト】・契約書、覚書の作成や改定・PM、購買部門に関連する法務業務・契約書や覚書等の文書および書類管理全般・規程等の作成業務 |
応募資格 | 【事業開発部事業開発担当】・営業等のフロント業務経験者で国内出張が可能な方。 【事業開発部テクニカルプランナー】・高校物理の電気が理解できる方。 【エンジニアリング部】・電気系の高専や学科を卒業した方。・日常レベルの英会話ができる方。・発電所、プランと、工場等の電気設計の経験がある方。・技術士、技術士補、電気主任技術者の資格を保有されている方、尚可。・AutoCADや他の設計ソフトを業務で使用したことのある方、尚可。 【建設マネジメント部】・1級電気土木工事施工管理技術検定をお持ちの方(必須)・電気、機械工学または土木系の知識をお持ちの方。・日常レベルの英会話力があれば尚可。 【プロジェクトマネジメント部】・発電所、プラント、工場等の建設プロジェクトにおいて、プロジェクトマネージャーとして設計、調達、建設のすべてのプロセスを経験したことがある方、または大規模プロジェクトに参画した経験がありプロジェクトマネジメントできる方優遇。・中級以上の英語力がある方。 【プロジェクトファイナンス部】・リーダーとなってプロジェクトを推進した経験のある方優遇。 【エンジニアリング部マネージャー】・プロジェクトマネジメントやエンジニアチームのマネジメントのご経験のある方。・プラントエンジニアリングやプロセスエンジニアリングをご経験された方。・技術士、技術士補の資格を保有されている方。・発電所、プラント、工場等の電気設計の経験がある方。 【リーガルスペシャリスト】・事業会社での法務業務経験者もしくは法律事務所での勤務経験者・ビジネスレベルの英語力 |
選考プロセス | STEP-1.本サイトへお申込みSTEP-2.書類選考STEP-3.面接 |
備考 | 会社の理念に共感できる方歓迎です。*その他採用情報はホームページよりご確認ください。 |
自然電力株式会社へのご応募
ご応募は下記の「この記事に関するお問い合せはこちら」から、
メッセージ本文中に
・電話番号
・住所
・性別
・年齢
をご記入の上、福岡移住計画までご応募お願い致します。
選考の上、自然電力よりご連絡します。
尚、送付頂いた個人情報などは採用選考にのみ使用します。
〈注意事項〉
・ご応募いただいたメールアドレス宛に確認メールを返信します。
・返信がなければ再度メールアドレスをご確認の上ご応募ください。