移住に重要なコミュニティはこういったところからはじまります。
キッカケはある問い合わせからだった
「江戸時代からある味噌蔵が取り壊しになる危機で、なんとかしたいんです。」と、お声掛けいただいたのは、商店街活性化に取り組む因幡さん。
早速、味噌好きの代表とともにPC片手に現場へ急行しました。
商店街にはシャッターが閉まり、寂しくなりつつある風景がチラホラ。
たばこ屋だったお店や、
そして伺った味噌蔵もシャッターが閉まったままという状況。
全国的にみられるシャッター商店街になりつつあります。
建物の雰囲気がいいだけにもったいない!
しかし、ピンときた方がいるのでは?
“この物件たち、少し手を加えれば素敵な場所に変わっていくことを。”
建築・まちづくり関係の人は興味があるのでは?
気になるその内部は、
麹のにおいが漂い一部当時の構造のまま保たれております。
ますます空間設計の妄想が広がります!
現在は定期的に現場を解放し展示会や大学生のワークショップの会場として
利用し、徐々に若い世代に魅力を伝えていっているとのこと。
しかしこの趣ある味噌蔵が取り壊しの危機にあるというのです。
原因は昔より人が減り、交流が少なくなっていることと資金のこと。
移住により若い人たちに入ってきてもらえれば、何か変わるかもしれない。
そういう思いでのお声掛けでした。
商店街の真ん中にありシンボル的場所にもなり得る建物です。
なんとか残しつつ地域のためになる活用ができないものか、それがこの商店街を愛する人たちの課題だということです。
この町を知るために少し歩いてみました。(まずは5歩だけ)
先ほどの味噌蔵の蔵主さんは隣で「窯蔵」というパン屋を営まれております。
これ美味いです!(食レポはできないので是非ご自分の舌でお確かめください。)
さらに歩いてみると、
閉まっているお店はあるものの、昔ながらの町並みが美しいこともあり、
この商店街はまだまだポテンシャルを秘めていると感じられます。
そして恥ずかしがりながらも店頭での撮影に応じてくれた青果店さん。
撮影終了後、立ち去りながらの「頑張れよー」には胸キュンでした。
大型スーパーで陳列された商品を買うのもいいですが、たまにはこういった
店主(その道のプロ)に話を聞きながら買うというのもいいかもしれません。
産地や生産者のこと、食べごろやレシピまでいろいろ教わることが多いはず。
そう!ポテンシャルとは人を迎えてくれる暖かさです。
このかつお節屋さんもそうです。昔ながらの量りもあり、2種類あるかつお節の違いについても説明してくれました。
お昼時の胃袋を刺激してきたいい香りの正体はコレ。
そして何度も「食べてみなさい」と差し出してくれるおじいちゃん。
もうすでに愛おしいです。(写真ブレてしまってすみません。)
こういうところからコミュニティって生まれてくるんですね。
また行きたくなるし、話聞きたくなります。
姪浜は移住者にも人気の町だと聞きます。
きっとこういった人たちがいるから受入れてもらいやすいんでしょうね。
若い人もこの町を選び商売を始めています。
糸島にある「タナカフェ」で修行後、「novel cafe Lily」をオープンした安永さん。 毎月第2日曜日にはライブやイベントを開催して町の活性化にも積極的に取組まれています。
実はコーヒーが苦手なお子ちゃまな私はアイスカフェラテを注文。
率直に美味しいです!(こちらも是非ご自分の舌でお確かめください。)
こちらは味噌蔵の近くにある「ハマのフレンチ」。
お昼には女性客がいっぱいでした。(福岡は女性比率が高いので男性の方ぜひ移住をおススメします。笑)
こちらも味噌蔵近くにある「ワイン酒場PIPS」。(洒落てます。)
こちらは長屋を改装した「あこめの浜」。(夜の雰囲気がまたいいのだそう)
昔の面影を残しつつお店を始める方など徐々に注目が集まりつつある姪浜。
都市とのアクセスも良く海も近く、まさに自然との共生で暮らしていくにはピッタリではないでしょうか?
味噌蔵の活用やその他空き店舗の利用などこれから開拓の余地のある町でもあります。
地域のコミュニティに溶け込み、まちづくりに関わっていきたい方は、
是非一度訪れて移住を検討してみてはいかがでしょうか?