『福岡移住不動産vol.58』海が身近な和白で、23.5帖のLDK。10年の時間が育てたちょうどいい住まい(福岡市東区和白6)

福岡市東区・和白。
都心から少し距離を置きながらも、JRや西鉄、バスといった交通手段が揃い、日々の暮らしに不便を感じることはありません。さらに少し歩けば、塩浜海岸や奈多海岸、三苫海水浴場といった海辺の風景が日常に溶け込むエリアでもあります。

今回ご紹介するのは、そんな和白6丁目の住宅地に佇む、築10年の戸建て住宅です。
新築ではありませんが、この10年の間に丁寧に住み継がれてきたことが、外観や室内の随所から感じ取れます。時間が経ったからこそ生まれる、落ち着きと安心感。暮らしの土台として信頼できる一邸です。

室内に足を踏み入れると、まず目に入るのは23.5帖というゆとりあるLDK。
リビングとダイニング、キッチンが緩やかにつながる空間は、家族それぞれが思い思いの時間を過ごしながらも、自然と気配を感じ合えるつくりになっています。

料理をしながら、子どもの様子を見守ったり、リビングでくつろぐ家族と会話を交わしたり。そんな日常のワンシーンが、無理なく思い浮かびます。

暮らしに必要なものがきちんと揃い、背伸びをしなくても心地よく過ごせる。
この家は、住む人の生活に寄り添いながら、少しずつ「ちょうどよさ」を育ててきた住まいなのだと思います。

 

At a Glance(概要)

 

種別:戸建
価格:3,200万円
所在地:福岡市東区和白6丁目
アクセス:JR香椎線「和白」駅 徒歩12分/西鉄貝塚線「西鉄和白」駅 徒歩12分
都市計画:市街化計画区域
土地面積:166.16㎡
地目:宅地
建物面積:101.84㎡(壁芯)
構造:木造
階数:2階建て
間取り:3LDK (LDK23.5帖/洋室7.1帖/洋室6帖/洋室5.9帖)
築年:2015年3月(築10年)

写真や追加資料等の資料請求・オンライン内覧・直接内覧ほかの各種リクエストは、ページ下部の問合せボタンよりお問合せください。

 

都市と自然のあいだで、暮らす。和白という立地

福岡市東区の中でも、和白は少し独特な立ち位置にあります。
住宅地としての落ち着きを保ちながら、JR香椎線と西鉄貝塚線の2路線が利用でき、都心部へのアクセスも現実的。通勤や通学、日々の移動において「選択肢がある」という安心感は、暮らしの質を確実に高めてくれます。

この家が建つ和白6丁目は、駅から程よい距離を保った住宅地。
人通りや車通りが過度に多いわけではなく、周囲には同じように戸建てが並び、静かで落ち着いた空気が流れています。一方で、徒歩圏内にはスーパーや生活利便施設が揃い、日常の買い物に困ることはありません。「静かさ」と「便利さ」のバランスが取れたエリアだと感じます。

また、この場所の大きな魅力のひとつが、海が身近にあること。
徒歩圏内には 塩浜海岸、奈多海岸、三苫海水浴場 といった海辺が点在し、散歩や気分転換の選択肢が日常の中に自然と組み込まれます。特別なレジャーとしてではなく、「今日は少し海の方へ歩いてみようか」と思える距離感。この距離感が、日々の暮らしに無理のない余白をつくってくれます。

自然に恵まれながらも、決して不便ではない。
むしろ、都市と自然の間にちょうどよく身を置ける場所。それが、和白というエリアであり、この住まいが建つ場所の魅力なのだと思います。

Google Map (福岡市東区和白6丁目)

 

この家の中心にある、23.5帖のLDK

室内に入ってまず印象に残るのが、この家の中心に据えられた23.5帖のLDKです。
数字だけを見ると「広い」という一言で片づけてしまいがちですが、実際に立ってみると、単なる広さ以上に、居心地のよさが感じられる空間です。

リビング・ダイニング・キッチンがひと続きになりながらも、それぞれの居場所が自然に分かれるレイアウト。ソファでくつろぐ人、ダイニングで作業をする人、キッチンに立つ人。それぞれが別のことをしていても、空間の中でゆるやかにつながっている感覚があります。家族の距離感として、とてもバランスの取れたLDKだと感じます。

キッチンは、リビングやダイニングに視線が抜ける配置。
料理をしながら家族の様子を見守ったり、会話を交わしたりと、家事と暮らしが分断されないつくりになっています。背面には収納も備えられており、生活感を抑えながらも、使い勝手はしっかり確保されています。

広さがあるからこそ、家具の配置や暮らし方にも余白が生まれます。
ダイニングテーブルを囲む時間、リビングで過ごす何気ない夜、来客を迎える日。特別な演出をしなくても、日々の暮らしが自然とこのLDKに集まってくる。そんな“家の中心”として、10年の時間をかけて育ってきた空間です。

 

日常を支える場所こそ、きちんと心地よく

LDKの一角に配置されたキッチンは、空間全体を見渡せる対面式。
リビングやダイニングとの距離が近く、料理をしながら家族の気配を感じられるつくりになっています。日々の食事の支度はもちろん、会話をしながら過ごす時間も自然と生まれる配置です。

背面には十分な収納スペースが確保されており、家電や食器類も無理なく収まります。
生活感が出やすい場所だからこそ、こうした収納の余白はありがたいポイント。使いやすさと見た目のバランスが取れており、日常のストレスを感じにくいキッチンだと感じます。

洗面室や浴室といった水回りについても、築10年という年月を感じさせない清潔感があります。
派手な設備ではありませんが、これまで丁寧に使われてきたことが伝わる状態で、日々の掃除やメンテナンスがきちんと行き届いてきたことがうかがえます。

特に水回りは、住まいを選ぶうえで見落とせないポイントのひとつ。
毎日使う場所だからこそ、「新しいかどうか」よりも「安心して使い続けられるか」が大切になります。この住まいには、そうした意味での信頼感があります。

暮らしの主役ではないかもしれませんが、キッチンや水回りは生活を確実に支える場所。
目立たない部分にこそ、住まいとしての誠実さが表れる——そんな印象を受ける空間です。

▷▷next page

暮らし方に合わせて使い分けられる、3つの個室

1 2

"売買物件"の関連記事

Pick up!

keyboard_arrow_up