2018年1月にオープンした、福岡県久留米市の民間初シェアオフィス『Mekuruto』。私たち「福岡移住計画」と「久留米移住計画」の共同運営しているこちらの利用者は、久留米市内はもちろん、久留米市外の人も多く、さまざまな地域の人々の交流を通じ、新しい出会いや仕事が生まれる場所となりつつあります。
そんな『Mekuruto』をさらに進化させるため、このたびコミュニティマネージャーを募集することになりました。はたしてコミュニティマネージャーとは一体どんな仕事で、何をするのか。現場を運営する「久留米移住計画」のおきなまさひとさん、そして実際に『Mekuruto』に入居している「スペースRデザイン」の前田由季子さん、そこにシェアオフィスを統括する当社の万野を加えてお話を伺いました。
―コミュニティマネージャーを募集するとのことですが、なぜ募集することになったのですか? その経緯と仕事内容を教えてください。
おきなさん:今までは、僕をはじめとしたメンバーが交代でコミュニティマネージャーを務めてきました。でも、会員が増え、『Mekuruto』がコミュニティの場として育ちつつある今、専任のマネージャーが必要ではないか?と考えるようになったんです。
万野:コミュニティマネージャーの仕事内容をひとことで説明するのは難しいのですが、『Mekuruto』 に関するいろいろなことをしていただきたいと思っています。掃除や内見の案内など、施設管理者としての仕事はもちろんですが、『Mekuruto』 へ来る人をつなげたり、情報をシェアしたり、文字通り「コミュニティ」が生まれるような働きや雰囲気作りが最も大切な仕事だと思っています。
―「福岡移住計画」と「久留米移住計画」は、どのような関わりがあるのでしょうか?
万野:私たち「福岡移住計画」は、直営では福岡市内に『SALT』、『HOOD天神』、東京に『co-ba SHIMOKITA』、連携運営では福岡市に『DIAGONAL RUN FUKUOKA』、東京には『DIAGONAL RUN TOKYO』といくつかのシェアオフィスを運営しています。その知識や経験をもとに「久留米移住計画」と『Mekuruto』の運営をサポートしています。月に1〜2回は久留米まで足を運び、実際に顔を合わす機会をつくり、課題を共有したり、解決するためにどうしたらいいかを一緒に考えています。コミュニティマネージャーの必要性も、こうした話し合いの中から出てきました。
―コミュニティマネージャーという仕事の楽しさ、面白さはどんなところにあると思いますか?
おきなさん:一言でいうと、人との出会いでしょうか。『Mekuruto』で出会った方々の可能性を探り、引き出すことで、思ってもみなかったプロジェクトや仕事が生まれることがあります。私も今までシェアスペースをいくつも手がけてきましたが、この醍醐味はシェアオフィスでないと味わいないものだなぁと実感しました。
万野:下北沢のシェアオフィス『co-ba Shimokita』での事例になるんですが、入居者から特殊なシステム関係の案件を相談されたんです。しかし僕にはそのあたり知識がなくて、わかりそうな入居者に相談してみたらすぐに解決することができプロジェクトが進行したという事例がありました。こうした入居者同士のマッチングはもちろん、一緒にプロジェクトを進める段階でも進行することができるのが今までにない面白さだなと思います。
―では、実際に『Mekuruto』に入居している前田さんにお伺いしたいのですが、『Mekuruto』ご入居のきっかけと、実際に利用してみての感想をお聞かせください。
前田さん:弊社「スペースRデザイン」は、古い建物を独自の再生手法によりブランディングし、その建物がまちを元気にし、まちになくてはならないビルになることを目指し活動しています。その一環として、久留米の『コーポ江戸屋敷』という物件を久留米のみなさんと一緒にリノベーションをし、その運営もしています。弊社オフィスは福岡市内にあるのですが、久留米で仕事をするなら久留米の皆さんと近いところにいたい、もっと久留米のみなさんのことを知りたい、そして弊社のことも知ってほしいと思い、『Mekuruto』へ入居しました。実際にここで仕事をすることで、知り合いが増えたり、人を紹介してもらったり、人脈がどんどん広がってきました。
福岡市内でイベントをした時は、久留米からたくさんの人が遊びにきてくれて、久留米の人のあたたかさを感じて、とても嬉しかったです。今では、私自身がすっかり久留米が大好きになって、『Mekuruto』に来ることが楽しみになっています。
―前田さんが実際に、久留米と福岡市内、両方で仕事をなさっていて感じる“違い”はありますか?
前田さん:そうですね。福岡市内は、なんでもある。だから、自分の欲しいものや必要なものを、その中から選べる環境にあるように思います。住まいもそうです。リノベーションされた部屋を、出来上がった部屋を求める人がほとんどです。でも、久留米の人は違うんですね。綺麗な箱よりも、いかに友人や知り合いたちと楽しく過ごせるか、そういった部分をすごく大切にしている感じがします。ものに頼りすぎないで、自分たちらしい暮らしを大切にしている方が多いように感じます。
―一緒に仕事をすることになる新たなコミュニティマネージャーには、どのような方を求めていますか?
万野:人と話すことが好きな人がいいですね。そういう意味では、僕はちょっと苦手で向いていないんですけど(笑)。あとは、見て見ぬふりをしない人。シェアオフィスには、本当に色々な人がきます。だからこそ、ルールを守るということがとても大切なんです。誰かがルールを破りそうだったら、ちゃんと指摘したり、問題を問題として共有し、解決していくことがとても大切なんです。
おきなさん:まずは、シェアオフィスに、『Mekuruto』に興味がある方がいいですね。気軽に見学に来て、この場所の雰囲気を感じて欲しいです。あとは、程よい距離感を入居者の方と保てる人。「今仕事をしたい」「今ちょっとおしゃべりしたい」など、それぞれのリズムがあるので、それをちゃんと見極めて静かにしたり、話しかけたりできる人がいいですね。あとは、万野さんと同じ意見ですが、問題を問題としてシビアにみて、ちゃんと相談してくれる人がいいですね。8ヶ月経った『Mekuruto』ですが、まだ地元の方々の中には遠くから、様子見している方もいるように感じます。ぜひ積極的に情報発信していただき、もっとたくさんの人にきていただけるようにして欲しいです。
―入居者として前田さんは、ご希望ありますか?
前田さん:やっぱり明るく話しかけてくれる方がいいですね。知らない人が多いと緊張してしまうので、気軽に話しかけてくれたり、人をご紹介いただいたけたら嬉しいです。
―では、最後にご応募を考えている方に一言お願いします。
おきなさん:『Mekuruto』を盛り上げていただきたいという気持ちもありますが、自分のコミュニティを広げたり、自分の好きなことをイベントにしたり、まずはご自身が『Mekuruto』という場所を楽しんでいただければと思います。
万野:『Mekuruto』で自分の仕事をしながら、コミュニティマネージャーとして働くこともできます。そうすることで、仕事の幅もコミュニティも広がっていくはずです。また、コミュニティマネージャーという仕事は、今はあまり馴染みがない仕事かもしれません。でも、今後はとても重要な仕事になると思います。
前田さん:私たちとしては住まいとして『コーポ江戸屋敷』もご紹介できます。久留米に住んで、久留米で働いて、ぜひ久留米の良さを体感して欲しいですね。
久留米をはじめとした筑後地方の地域資源や人物に光を当て、今までにない働き方、暮らし方を模索するシェアオフィス『Mekuruto』。コミュニティマネージャーとして、ぜひ新しい人生の1ページをめくってみませんか?
会社名 | 合同会社ビジョナリアル |
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募集期間 | 決まり次第終了 |
募集職種 | コミュニティマネージャー |
採用人数 | 2名 |
雇用形態 | 業務委託契約(報酬) |
勤務地 | 福岡県久留米市中央町11-1 第一田中ビル2F |
勤務時間 | 10:00〜17:00 |
給与 | 時給850円 |
福利厚生 | ー |
休日休暇 | 土日祝日 |
仕事内容 | ・施設の運営、管理業務全般 ・入居者コミュニケーション業務 ・Mekurutoへの見学案内、入退去手続き ・SNSでの情報発信 ・イベント企画、対応、実施 ・その他、場運営に関する付随業務一切 |
応募資格 | ・コミュニティマネージャーに興味がある方 ・ひととお話するのが好きな方 ・久留米のことが好きな方 ・パソコン業務や、カウンター業務が得意な方 ・ダブルワークに興味があるかたなど |
選考プロセス | STEP-1.当サイトへのお申込み STEP-2.面談 STEP-3.仮決定 STEP-4.トライアルワーク STEP-5.お互いでの合意 STEP-6.コミュニティマネージャー契約 |
備考 | ー |