〜旅行以上、移住未満の田舎暮らし〜 知らない町の暮らしと仕事に触れる『福岡くらしごと体験』って知ってる?

都市と自然のバランスが絶妙な福岡県。その玄関口は、新幹線の停まる博多駅と市内の主要エリアに地下鉄直結の福岡空港。なんと、この2つは2駅隣りに存在しています。

さらに車で1時間走れば、レトロな門司港エリアが人気の北九州市、天満宮のお膝元である太宰府市、世界遺産の神秘的な遺跡がある宗像市、果物狩りや温泉を楽しめる朝倉市…その他にも魅力的な町が点在しており、すべてを紹介しきれないのが残念なほど!
そんな福岡県をもっと知りたい方にオススメなのが『福岡くらしごと体験』です

トピックス               

◆ 『福岡くらしごと体験』ってなに?
◆ 先輩移住者の体験談〜柳川市・幸森さんの場合〜
◆ 不安を解消!Q&Aコラム〜くらしごと体験編〜
◆ 先輩移住者の体験談〜豊前市・筒井さんの場合〜
◆ 不安を解消!Q&Aコラム〜町の魅力編〜
◆ まとめ
◆ おすすめリンク集

『福岡くらしごと体験』ってなに?

『福岡くらしごと体験』は、参加費無料のお試し移住プロジェクトです。1泊2日〜3泊4日の期間を選べ、県内74ヵ所から自分に合った仕事体験を見つけられるうえに、体験内容は希望に沿ってカスタマイズできるそう。自由時間に地域の方と触れ合うチャンスの多い宿泊型だから、住んだ時のイメージが湧きやすいだけでなく、体験での出会いが移住後の関係性の下地になることもあるのだとか。

参加者からは「先輩移住者の移住の経緯や暮らしぶりなど、リアルな面を知れた」「田舎での暮らしを選んだ人の考え方を深く理解できた」という声も。中には「なんとなく興味があって参加したら、福岡のことが忘れられなくなって移住しちゃった!」という人もいるそうです。

地域の一員になる体験ができる『福岡くらしごと体験』は、旅行とは違った「ここで働くってどんな感じ?」という視点で町を見るきっかけになり、お客さんの立場では感じられないローカルな魅力をじっくり味わうことができそう!

ここからは、体験先の代表であると同時に先輩移住者でもあるお2人を迎えてのオンライン説明会の様子をお伝えします。ここでしか触れられない、リアルな移住体験談です!

(アーカイブ動画はこちら)配信期間:2026年3月31日まで
【アーカイブ配信】福岡を旅してはたらく「福岡くらしごと体験」~筑後編~
【アーカイブ配信】福岡を旅してはたらく「福岡くらしごと体験」~北九州編~

はじめて抱いた「ここで生きていく」という気持ち


進行:福岡くらしごと体験事務局 宮崎さん
ゲスト:株式会社HACO LiB 幸森さん

宮崎さん:就労支援事業所の運営や特産品を生かした商品開発で筑後エリアを盛り上げる、株式会社HACO LiBの幸森さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。

幸森さん:よろしくお願いします。

宮崎さん:株式会社HACO LiBは、『福岡くらしごと体験』の体験先のひとつになっており、商品製造や販売などの現場に立ち、事業所で働く方や地域の方に寄り添う仕事が体験できると聞いています。ちなみに、幸森さんご自身も移住者なんですよね?

幸森さん:はい。東京から大牟田市へUターンし、父が営んでいた飲食店を継ぐタイミングで起業しました。現在は、大牟田市だけでなく柳川市でも、障がいや難病を持つ方が適切な配慮のもとで働ける環境づくりをしています。

宮崎さん:なぜ、こうしたお仕事を?

幸森さん:数年ぶりに帰ってきたら、町の活気がなくなっているように感じて。「子どもたちが誇れるような町にしたい」との想いから、地域活性に取り組むことにしました。10年ほどの活動を経て、より本質的な社会課題の解決に挑戦したいと思っていたところ、柳川市とのご縁があり、いまの事業をスタートさせたんです。

宮崎さん:なるほど…地域の方々の反応はいかがでした?

幸森さん:柳川市に飛び込む前は、歴史と伝統がある地域なので、よそ者が馴染むには敷居が高いかなと思っていました。でも、そんなことは全然なくて。むしろウェルカムな雰囲気で受け入れてくださり、伝統行事への参加も歓迎してくれました。水産や観光に負けないぐらい農業が盛んなことも柳川市の魅力と思い、廃棄せざるを得ない農産物をアップサイクルした土産品の開発を提案した際には、多くのご協力をいただきました。現在も、さまざまな形で応援してもらっています。

宮崎さん:続いて、移住の経緯についてお伺いしてもいいですか?

幸森さん:大きなきっかけは離婚でしたが、子育てを通じて「どこに住むか」を意識するようになっていたというのも事実ですね。子どもたちを連れて福岡に戻り、「ここで生きていく」という気持ちが芽生えたおかげで、やりたいことが見つかったって感じです。

宮崎さん:そうでしたか!いまの幸森さんが生き生きとしているのは、いろいろな経験を経て、自分らしさを獲得できたからのように思えますね。ところで、やりたいことをどのように事業という形にしていったんでしょうか?

幸森さん:大牟田市では「地域の困りごとを解決するサークル的な組織をつくろう」と動くうちに、人とのつながりや事業が生まれていきました。一方で、柳川市では「こういう事業がしたい」という明確な目標を持って動き始めました。

宮崎さん:地元の大牟田市と新天地である柳川市とでは、それぞれ違ったアプローチをしたんですね?

幸森さん:大牟田市では「地域の課題に対して何ができるか」の視点で動いていました。それに対して、柳川市の事業では「地域のニーズと自分のやりたいことをどうマッチさせるか」が起点になっています。だからこそ、商店街の活動などに積極的に参加しています。ニーズを把握するには、まず顔馴染みになって、地域の方の大切にしている想いやお困りごとを知る必要があると思ったので。活動にあたっては、信頼を得ることを大切にしています。「してあげる」とか「もっとこうすればいいのに」という押し付けはせず、地域の方の考えを尊重した取り組みを心がけています。よく知る、信頼される、「来てくれてよかった」と思ってもらえる存在になることが、その町でやりたいことを実現するカギになると思っています。

宮崎さん:貴重な体験談を共有いただき、ありがとうございました!

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【不安を解消!Q&Aコラム〜くらしごと体験編〜】

Q.参加費はいくらですか?
A.無料です!さらに宿泊費や交通費の一部補助もあります。

Q.親子での参加もOKですか?
A.もちろんです!お子様と一緒に体験していただけるプログラムもご用意しています。

Q.実際に体験から移住につながった例はありますか?
A.はい!3年で10名の方が移住やその準備を始めています。

働くことの本質は「能力を発揮し対価を得ること」だと気づけた


進行:福岡くらしごと体験事務局 宮崎さん
ゲスト:ユキ不動産 筒井さん

宮崎さん:今回のゲストは、豊前市で空き家物件を専門とする不動産業を営むユキ不動産の筒井さんです。よろしくお願いします。

筒井さん:はい、お願いします!

宮崎さん:筒井さんは結婚を機に移住し、未経験で異業種の自営業にお仕事を変えられたんですよね?

筒井さん:そうなんです。不動産業は、建設業を営む夫の憧れの仕事でした。実際に何度か資格にチャレンジしていたんですが、毎日仕事でヘトヘトな状態での受験勉強は、なかなか難しく…そこで思いついたのが、私が資格を取るという方法だったんです。

宮崎さん:パートナーを転職させるためにご自身が資格を取った、ということですね。お仕事を変えてみて、いかがですか?

筒井さん:私の前職は教員だったのですが、その頃には経験したことのなかった「あなただから選んだ」という言葉をいただき、ものすごく嬉しかったです。あと、自営なので頑張れば頑張った分の成果が得られるという面白さも感じています。

宮崎さん働くことの本質に気づく経験をされたように思えますね。

筒井さん:そんな感じです!正直、この仕事を始めたばかりの頃は、お客様にお金をいただくことに慣れていないというか違和感があったんです。でも、お客様に喜んでいただき、それが対価となる経験を重ねていくうちに自信がついて、いまでは気持ちよくお仕事させていただいています。本当にいろいろと勉強になったので、いつか子どもたちに「働くこととは?」を自分の言葉で伝える機会を持ちたいとすら思っていますね。

宮崎さん:実は、私も教育業界出身なので同じ気持ちです。社会経験を経て学んだことを教育の現場に還元したいと思いますよね。ぜひ、一緒に取り組みましょう!

筒井さん:嬉しいです、ありがとうございます!

宮崎さん:ところで、不動産業のスタート時はどのような様子でしたか?

筒井さん:豊前市には知り合いがいなかったので、最初の数ヶ月間は依頼0件でした。まずは顔を覚えてもらう必要があると思い、名刺を持って青年会や婦人会に挨拶に行きまくりました。半年後には「地域の空き家問題に取り組みたい」というテーマも固まり、自然と依頼が増えていったように思います。

宮崎さん:空き家物件を扱うことの面白さとは?

筒井さん:空き家の売買って、お客様の人生観に触れる深いお付き合いができる仕事なんです。そういうところに喜びを感じていますね。立派な柱や土間があって空間を広々使っているところ、周囲の森や川と調和しているところが古民家の魅力です。その一方で、そういった特徴は一般ウケしないので、市場に出回ることはあまりありません。が、欲しい人がいるのは確かです。なので、そのマッチングを成功させたいですね。豊前市には、戦時中の空襲を免れた築100年越えの古民家がいまも残っています。空き家は風を入れるなど手入れをしないと朽ちていくものなので、ぜひ担い手を見つけて残していきたいです!

宮崎さん:手間がかかるほど愛着が湧くというタイプの方にぴったりなのが古民家なんですね!それでは、今後の目標について教えてください。

筒井さん:相続をきっかけに家を売りに出す方が多いんですが、相談を受けた時点で「相続登記が終わってない」という場合も多いです。私の出番まで数ヶ月かかることも少なくありません。そこで今後は、行政書士資格を取って、そのあたりのお悩みにも応えられる存在になっていきたいなと考えています。

宮崎さん:いままで以上に、町のみなさんも喜んでくださるに違いないですね!では、最後に移住を検討中の方へメッセージをお願いします。

筒井さん:準備万端じゃなくても、チャレンジしていいのが移住だと思います。最後のひと押し、背中を押してほしい方は、ぜひ私のところに体験に来てください!夫の紹介で出会ったあったかい人たちに、今度は私が、みなさんをご紹介したいと思っています。

宮崎さん:パートナーさんから筒井さん、筒井さんから参加者の方への恩送りになりそうですね。ここから、さらにご縁の輪が広がっていくことを願っています。頼もしいお言葉、ありがとうございました!

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【不安を解消!Q&Aコラム〜町の魅力編〜】

Q.博多駅から柳川市まで、どのぐらい時間がかかりますか?
A.約1時間ほどです!地下鉄で天神まで出て、大牟田行きの西鉄電車に乗れば楽々です。

Q.博多駅から豊前市まで、どのぐらい時間がかかりますか?
A.1時間40分ほどです!最寄りのJR宇島駅までは、大分行きの特急ソニック1本で行けます。

Q.福岡県の子育て環境はどんな感じ?
A.移住の受け入れに積極的な町は、子育て支援にも力を入れています。特に、郊外エリアは少人数のクラスでのびのび過ごしたいお子さんに最適です

『福岡くらしごと体験』をさらに知りたい方へ

いかがだったでしょう?福岡県やそこに暮らす先輩移住者お2人の体験談に触れて、ちょっとでも福岡県での暮らしと仕事に興味をお持ちの方は、ぜひ『福岡くらしごと体験』に参加してみてください。申込の窓口はこちらです。「自分にぴったりの体験先がどこか選びきれない!」という場合には、体験先探しからの相談もできるとのこと。上記の窓口へ、お気軽に問い合わせてみてください。

きっとあなたの人生や、仕事観がガラリと変わる出会いが待っているはずです!

おすすめリンク集

★福岡くらしごと体験HP
★体験申込窓口
★福岡くらしごと体験の運営元・ふくおかよかとこ移住相談センターHP 
★福岡県庁HP

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