九州の食と道具
今回で2回目の開催となる『皿の上の九州』が福岡市にある商業施設「イムズ」にて開催中です。
『皿の上の九州』とは「九州のおいしい食、うれしい道具」があつまる見本市。九州中からその土地らしい知恵と工夫に満ちた15の出品者の商品が集まっています。
主催するのは九州のワクワクを掘りおこす活動型ウェブマガジンの『アナバナ』を運営する「ダイスプロジェクト」と「カラクリワークス」さん。
『アナバナ』さんが主催するのであれば、絶対ただのイベントではないと思い、早速お邪魔してきました。
※平日の昼間にも関わらず会場は大賑わいです。
主催のきっかけを『アナバナ』編集長の曽我さんにお話を伺うと、「生産者の思いや暮らし、そして食を知ることで生産者を応援したい」ということからはじまったそうです。
会場には、その商品がどんな人が作っていて、どんな環境で育てられたかなど作る過程が展示され、生産者も会場に来ているので生の声を聞きながら商品を手にとることができます。また「見本市」ということで商談の場としての一面もあります。生産者とバイヤーの商談場面はなかなか見ることがないと思います。その一面も見ながら一般の方も購入できるというのが特徴です。
例えばこんな出品者
会場では15の出品者による商品がまさしく皿の上に並んでいます。是非その細い演出にもご注目ください。
そしてどんな方が出品されているのか2組だけご紹介します。
【factory333】
元々長崎県小値賀島の地域おこし協力隊だった吉岡さん。
美味しい魚はとれるものの、魚なので長くはもたないので加工品として売り出していきたいと『魚醤』を開発販売されています。
1本食卓に置いて、いろんな料理に味わいをプラスしてみてはいかがでしょうか?
【きりん商店】
鹿児島県霧島市からは『きりん商店』の杉川さんご夫婦。
自然の多い環境で子育てをしたいという思いから福岡市から霧島市に移住。ご夫婦ともにグラフィックデザイナーだった経験を活かし、「霧島のお茶とよかもん」のセレクトショップ型物産店「きりん商店」をオープンしています。
お茶もそうですが、この干し芋は絶対に美味しいです!
その他にはお酒に合う佐賀の有田焼の酒器や福岡の生姜かりんとうや生姜ジャムなどなど多数出品されています。
生産者の話を直接聞くと想いに触れることができて親近感が湧き、道具なんかはずっと愛着が持てそうですね。
作る過程を知り、想いに触れ、味わう。毎日をおいしく、楽しくする一品一皿の物語に触れ、九州に息づく食の魅力を再発見する『皿の上の九州』。
素敵な出会いがありますので、是非足を運んでみてください。
【日程】2016年10月19日(水)-26日(水)
※21日(金)〜23日(日)の3日間、生産者さんが会場にいらっしゃいます。
【時間】10:00-20:00
【会場】イムズB2F イムズプラザ
(福岡県福岡市中央区天神1-7-11)