《募集終了》【しごと】「恋のくに」ではたらく!筑後市が地域おこし協力隊を募集。(週4日勤務)

筑後市とは?

福岡県南部、筑後平野の中央に位置する筑後市。人口は約49,000人。

平野に住宅街と田畑が広がるのどかな田園都市です。
今回取材に伺った筑後市役所商工観光課の部署に入ると、役場のものとは思えないハートや犬のイラストが描かれた、かわいらしいピンク色のポスターやのぼりが目に飛び込みます。そこには「恋のくに、筑後」のキャッチフレーズが。
「恋のくに~ひと想うまち筑後~」を観光コンセプトに掲げる筑後市。なぜ「恋のくに」なのかと言うと、市内には日本で唯一、恋命(コイノミコト)を御祭神とする「恋木神社(こいのきじんじゃ)」、夫婦恵比寿像、美肌に効果がある炭酸泉の温泉、花火でプロポーズなど、恋にまつわるものがたくさんあることから。
恋のくに筑後には、恋のパワースポットとして、若い女性たちが福岡県内のみならず日本各地から足を運びます。
筑後協力隊1

恋のパワーで観光を盛り上げる地域おこし協力隊を募集します。

実際に恋木神社を訪れてみたところ、鳥居、地面、絵馬など境内はハートだらけ!その場に居るだけでもご利益をいただけそうなハッピーな空間でした。
そんな恋のパワーが宿る街・筑後市では、観光を盛り上げてもらうために、地域おこし協力隊を募集します。
筑後協力隊2
「実は、筑後市は元々観光には力を入れていなかったんです。」と驚きのお話を聞かせて頂いたのは、商工・観光推進担当係長の實本さん。(写真左)
「山や川、豊かな自然に恵まれる筑後市は、農産物が何でも育ちやすい土地。市内には3カ所の駅と高速のICもあり、交通の利便性も抜群。また、大日本印刷やロッテ、ヤンマーなどの大企業もあり、財政基盤も整っているので暮らす分には申し分のない環境なんです。そういう経緯があり、特にこれまで観光には力を入れていませんでした。」
しかし、そんな筑後市に転機がここ数年で一気にやってきました。平成23年には九州新幹線筑後船小屋駅が開業。さらに2016年には福岡ソフトバンクホークスのファームが誕生します。
「そこで観光に力を入れていかないと…ということになったものの、筑後と言えばコレ!という農産物や商品がないことがネックに。全体的にバランスがとれているのですが、逆に言えばオンリーワンのものがない。絶対的な名物やお土産がないんです。」
そこで筑後市が打ち出した策が、「恋のまち筑後」を主軸にした観光戦略。
筑後協力隊3

あなたのミッション:恋に悩める、女子を呼び込め!

「特出するものがない筑後市。そこで、他の土地にないコンセプトは何だろう…と考えた結果、我々筑後市には恋木神社など、恋のパワースポットやイベントがいろいろあるではないかと!そこで、PRの主軸を『恋』にすることに。オールターゲットはノーターゲット。私たちは観光のターゲットを恋に悩める若い女性に絞ることにしました。」
自らピンクのはっぴを着て、「筑後市観光推進実施プラン」という計画について説明をしてくれたのは、商工観光課の原さん。

「プランは5カ年計画で実施しており、2015年現在は4年目。『恋』をコンセプトに、恋木神社をルートに入れたツアーやグッズの開発、恋をテーマにしたグルメを提供する飲食店を巡る『恋グルPASS』やイベントなどを企画・実施しています。ゆるキャラブームに乗っかり、PRキャラクターも展開。筑後に伝わる伝説で、地名にもなっている羽犬塚から産まれた『はね丸』『パネコ』『ポネコ』という3つのかわいいキャラクターも誕生しました。その他にも、恋木神社の自動販売機にハート模様をペイントしたり、市制60周年記念として、原動機付自転車のご当地ナンバープレートにキャラクターやハートをあしらうなど『筑後に来た!』と見た印象でわかるような景観整備にも取り組んでいます。また、外部の人だけでなく地元の子どもたちにも筑後の歴史や文化を知ってもらえるように、『ちくご恋のくにかるた』を製作。学校に配布してカルタ大会を実施したりして、遊びながら学べる仕組みを考えました。」

しかし、そのようなイメージ戦略は行ってきたものの、まだまだ観光に力を入れたばかりなので、今主流となっている着地型観光商品の開発に手が回っていないのだそう。そこで、観光商品開発に携わってもらえる協力隊を募集することに。
「近隣の八女や柳川は既に着地型観光商品にいろいろ取り組んでいる中、筑後は遅れをとっています。トマト収穫やブルーベリー狩りなどは行っているものの、特に目新しさもなくイマイチなんですよね…。恋木神社は年間に10万人訪れるほどの人気スポット。その中で市外から来る人が9割5分。交通手段は車という方がほとんど。その人たちに向けて、筑後での滞在時間を伸ばす仕組みを考えて欲しいですね。現在、第一弾の企画として、グルメ店をスタンプリー形式で巡ってもらう『恋グルPASS』を行っています。そのような参加型・体験型の企画をどんどん提案して欲しいと思っています。外部からの視点で地域に入っていただき、私たち地元民が気づかないような魅力を見つけて商品化して欲しい。さまざまな観光事業を、地域の住民と一緒に行うことで、筑後市の地名度を高めて行きたいです。」
取材中も、「スマホ世代に向けて、事前予約をして恋木神社の参拝ができたら便利ですよね」「ホークスファームの隣の公園でマラソンイベントができたら」など、アイディアの話で盛り上がります。可能性は無限大に広がりそうな予感!
「協力隊の方にはゴールだけを伝えて、あとは自分で組み立てて行って欲しいと思っています。自分で創造する楽しみややりがいも感じられるのではないでしょうか。民間と都会の切り口から、新しい企画を提案してもらえることを楽しみにしています。」
筑後協力隊6

筑後市にIターンしたセンパイに聞く。なぜ筑後市だった?

続いて、現在筑後市で活躍している地域おこし協力隊の芝田さんにお話を伺うことに。定住促進係という部署で、筑後市の人口増加のための業務に励んでいます。
「現在は、地域住民と一体なって行う体験居住者の受け入れや、体験居住施設を活用した移住者受入体制構築に役立つワークショップ等の企画と実施に携わっています。
この仕事を通して、いろんな人と知り合うことができ、自分が働くことでその人たちが繋がって喜んでもらえるところにやりがいを感じています!筑後は知名度が低く、まだまだ発展途上。私が関わることで少しずつではありますが、その一端を担える喜びがあります。」
これまでに筑後に全く縁もゆかりもなかった芝田さん。なぜこの地で働くことを選んだのでしょう?
筑後協力隊7
「約2年前に、筑後市内にある体験居住施設『筑恋邸』で体験居住をしました。それ以外には筑後市に全くゆかりはありませんでした。以前都市部で暮らしていた頃からまちづくりに関わっていたこともキッカケですが、『筑恋邸』で体験移住をした際に、この筑後市はこれから有意義なまちづくりが出来そうだ!と感じたこと、そしてここに暮らす人の素晴らしさに感銘を受けて、筑後の地域おこし協力隊になる道を選びました。」
協力隊として働く中で見えてきた筑後市が抱える課題と、これから求められることとは何でしょう?
「新幹線・従来線の駅があるとは言え、交通インフラの整備が完全でないことと、地元住民が地域の良さを当たり前になっていてわかっていないことが課題と言えるのでは。
ハード面については地域おこし協力隊が取り組むにはなかなか難しい面がありますが、人や地域の特産物、その地域独特の文化や営みは掘り起こしていけると思います。その切り口を提案して行く事が大事だと思います。そして地元住民が自分の暮らすまちの魅力を認識し、移住・定住者が安心して筑後市に来られる環境作りを構築したいですね。」
最後に、これからの目標について伺いました。
「都会では感じ得なかった風の心地よさ、空の広さや空気の美味しさを味わえることは何よりの喜び。新しい人々とのつながりや美味しい食材が食べられることも筑後の良いところです。これからも筑後市の情報発信や体験居住者への受け入れを通じて、筑後市の良さを多くの人に知ってもらい、移住・定住者を増やして行きたいです。」

まだまだ観光に対するチャレンジが始まったばかりの、発展途上のまち・筑後。
アイディアの元はまだまだに埋もれており、それを上手く掘り起こし、どう活かすか。斬新な視点と企画力に期待が高まる仕事です。

【募集概要】

筑後市役所地域おこし協力隊
募集期間 ~5月7日(木)※書類の提出まで
採用人数 1名
募集職種 地域おこし協力隊員
雇用形態 筑後市嘱託職員(特別職の非常勤職員)委嘱期間は平成27年7月1日(または就任の日)から平成28年6月30日までです。2年目以降、更新の可能性があります。最長で3年間とします。
勤務地 福岡県筑後市
勤務時間 勤務日数:原則週4日勤務時間:概ね週31時間以内で1日当たりの勤務時間は7時間45分とします。年次有給休暇あり(規則による)
給与 月額166,500円この月額から、社会保険料等の本人負担分が控除されます。
福利厚生 ・健康保険、厚生年金、雇用保険に加入します。・原則として、市が借り上げた住宅に居住していただきます。家族での移住等、自己都合により市が指定する住居に居住せず、市内で別途借り上げる場合には、予算の範囲内で家賃の一部を市が負担します。・光熱費等は隊員負担とします。

・活動に使用する車両及びパソコンは貸与します。

・休暇については「筑後市一般の職員で非常勤のものの任用及び勤務条件に関する規則」の例によります。

・活動に必要な経費は、予算の範囲内で市が負担します。

・地域おこし協力隊員を対象とした研修への参加を予定しています。

休日休暇 週3日、有給休暇
仕事内容 ・地域資源を活用した着地型観光商品の開発・ブログやTwitterなどによる地域活動の情報発信・コミュニティー活動への参加及び地域づくり団体との連携

・隊員の特性(技能や知能)に合わせた地域おこし活動

・その他、地域活性化のために必要な活動

などを予定しており、状況に応じて協議の上決定します。

応募資格 次の要件を満たす方とします。・応募時点で3大都市圏内の都市地域(注1)または、政令指定都市(条件不利地域(注1)を除く)または、3大都市圏内の一部条件不利地域に居住しており、活動期間中、筑後市に住民票を異動して居住できる方・心身ともに健康で誠実に業務を行うことが出来る方

・地域おこし協力隊の活動終了後、筑後市に定住する意欲のある方

・活動内容について積極的な提案が出来る方。企画能力がある方

・住民と協力しながら、地域を元気にするために意欲的に行動できる方

・普通自動車運転免許を所持し、実際に運転できる方 ・パソコンの一般的操作のほか、インターネット環境を活動に活かすことができる方

・地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない方

【注1】都市地域、条件不利地域の詳細については、総務省「地域おこし協力隊」のウェブページに掲載されている「特別交付税措置に係る地域要件確認表」をご確認ください。

選考プロセス (1)  本サイトへお申込み(2)  第1次選考 書類選考の上、5月中旬に結果を応募者全員に文書またはメールで通知します。(3)  第2次選考

第1次選考合格者を対象に、平成27年5月25日(月)に面接試験(会場:筑後市)を実施します。

 

詳細な時間は第1次選考結果を通知する際に第1次選考合格者の方にお知らせいたします。なお、第2次選考受験者の旅費等については支給いたしません。

備考

筑後市地域おこし協力隊へのご応募
ご応募は下記からお願い致します。選考の上、筑後市役所よりご連絡します。
尚、送付頂いた個人情報などは採用選考にのみ使用します。

〈注意事項〉
・ご応募いただいたメールアドレス宛に確認メールを返信します。
・返信がなければ再度メールアドレスをご確認の上ご応募ください。

【本サイトへのお申込み】
下記項目をご記入の上、
福岡移住計画 担当宛て
kubota@s-design.jp
上記アドレス宛にメールください。

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