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【ママとこどもの良い暮らし】コンセプトは“大切な人に食べさせたい”厳選食材で安心安全。わざわざ行きたいカラダとココロに優しい室見川のパン屋さん(BLUE JAM)

2016.12.1  

「ママとこどもの良い暮らし」は、“「子連れでお出かけ」をもっと楽しく!”するために活動する『ママリボン』と福岡移住計画の共同企画です。子連れママ&パパたちも福岡の街に自然に溶け込んで、みんなで多様性をもっと楽しんでいくためには?子連れでも過ごしやすいお店などを紹介しながら、暮らしやすい街の姿を連載で探っていきます。

今回は、福岡市早良区のカフェ&ベーカリー『BLUE JAM(ブルージャム)』をご紹介。
室見川の畔に立つ2階建て・こげ茶色の建物。1階でパンを販売、2階がパンを使ったメニューなどが楽しめるカフェ。もちろん1階で買ったパンを食べることもできます。

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※2階は窓いっぱいに室見川の自然豊かな風景が広がる

元々、オーナーが「孫にも安心して食べさせられる美味しいパンを出すお店が作りたい」と思い立ったことが始まり。そこで、今注目のパン職人・杉窪章匡シェフにブロデュースを依頼したとか。今回は杉窪シェフの愛弟子で店長の櫻井広基シェフにお話を伺いました。

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常識に縛られない

−『BLUE JAM』のパンってどんなパンですか?

「売りは国産小麦100%・国産バター。添加物は極力使わない。そして一番は、美味しい。そこが大事なんです。食べて美味しい…それで、実は体にも優しいっていう所が強みですかね」

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−櫻井シェフはどうしてパン職人の道を進まれたんですか?

「子どもの頃から物を作ることが好きで。将来は自分の手で何かを生み出す職人になりたいっていうのがあったんです。それで、高校は工業科に行って。機械とかいじっていたんですけど、卒業するまでに進路を決められなくて、高校卒業後色んなアルバイトをしながら行きついたのがパン屋。出会った瞬間からパン作りにはまってしまいましたね」

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「それから東京で色々なパン屋さんを巡ったんですけど、東京の杉窪さんのお店で初めて食べて衝撃をうけて。すぐにここで働きたいって思ったんです。いわゆる常識的なパンの作り方とは違うやり方だったんですよね。だから、添加物を使わなくても美味しいパンを作ることができる。例えば、ウチで一番人気の“クロワッサン”。生地を扱いやすくするため最初によく捏ねるのが常識なんですけど、ウチではほとんど捏ねません。あとは、バターを極力溶かさないために18℃以下の専用ルームで作ります。そうすることで、サックサクの食感に仕上げることができる。製パンでタブーとされていることでも美味しさにつながることはたくさんあるんです」

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手間をかける。心を尽くす。

−パン以外のものも、できる限り“自家製”にこだわっているんですよね?

「はい。餡子も自家製。サンドイッチのマヨネーズも自家製。ベーコンやハムも自分たちで作っています。ベーコンはキレイなピンク色にするために大体が発色剤を使っているんです。それを使わないベーコンも売っているんですけど、ものすごく高い。なんで、自分たちで作ることで無添加のベーコンが作れて、無添加のベーコンを買うよりも材料費がおさえられる」

‐でも、手間はかかりますよね?

「あぁそうですね。うちは手間をかけるパン屋さんです(笑)」

−櫻井シェフは東京生まれ・東京育ち。師匠である杉窪シェフがプロデュースするパン屋が福岡にオープンすることになり「店長として行ってくれないか?」と依頼されたとか。初めてその話を聞いた時はどう思いましたか?

「九州自体来たことも無かったので、東京から福岡に引っ越すって結構な決断でしたね。ただ、色々と責任のあることをやらせてもらえるってことで、やってみようかなって」

‐現在独身の櫻井シェフ。福岡で家庭を持つ予定は?

「いや、まだそこまでは(笑)。でも、実際に住んでみたら家族で福岡に移住する人が増えているというのはすごく納得がいくなって思いました。ほどよく都会で物価が安くて食べ物も美味しくて。空気も東京よりはいい。自然も豊かで天神や薬院みたいな所もあるし。ホント居心地がいいです」

家族みんなが、笑顔で過ごせますように

‐お店の中で、子連れに嬉しいポイントが散りばめられているのも感動しちゃうんですよね。例えばパンの売り場に置かれたスツール。2歳の息子はお店に入るとまずあの椅子に座るんです。その隙にパンを選ぶ。助かります!

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「そういう感じで皆さん使われていますね。レジとか並んでいると待つので、家族で来られてお連れの方が待つのに使ってもらえたらいいなと思って。ウチは、平日はお子さん連れの主婦の方、休日は家族連れが多いんです。なのでやっぱり“お子さま”は意識しています」

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※2階のカフェには子ども用の食器も

‐子どもたちに人気のパンは何ですか?

「お子さんに人気なのはメロンパンやぶどうパン。特にメロンパンは、発酵バターをたっぷり使って口どけの良い生地に仕上げました。上のさっくりした部分にもバターを効かせてバニラビーンズも入れて贅沢に仕上げたので”リッチメロンパン”ってつけました。子どもが食べるサイズのパンっていうのも少しずつ増やしていっています。最近はスモールサイズのキッズサンドイッチも始めたんですよ」

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※子どもに人気のリッチメロンパン

−以前パンを買いに来た時、ぐずった2歳の息子に店員さんが、さっと焼きたてパンを切ってくれました。ああいう優しさは本当に有難いです。どの店員さんも子どもに優しくて。スタッフ間で何か約束事があるんですか?

「いや、特別うるさくは言っていないですよ。ただ、みんな子どもが好きなんですよね、偶然にも(笑)」

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ここにしか無いパン。ここにしか無い店づくり

−営業時間が午後7時まで。パン屋さんとしては遅くまで開いていますね。

「オープン当初、冬は暗くなるのが早いので6時までにして、夏は7時まで開けてみようって手さぐりでやっていたんですけど、そうするとお客さん戸惑っちゃうかな、と。それで“もう決めよう!”ってことで、7時までに決めたんです。それでもしお客さんが来なかったら、来るように努力しようと。夕方にも焼きたてを用意したり、遅く来られても選べる程度にはパンを残しています。休みも今年の5月から年中無休にしたんですよ。いつ行っても開いているように。お客さんのことを考えて」

‐櫻井シェフは、お休みの日はどんな風に過ごしているんですか?

「面白くないかもしれませんけど…(笑)。大体、次の季節の新商品を考えています。お菓子系はケーキ屋さん、惣菜パンはフレンチやイタリアンのレストランに行って勉強したりして。一人で食べ歩くんです。一人で行くとまずカウンターに通されるんですね。すると必ず“同業者ですか?”って聞かれるんです。パン屋っていうとびっくりされるんですよ(笑)」

‐パン屋さんを巡るんじゃないんですね?

「そうなんです。レストランに行くと、旬の野菜とか使っているじゃないですか。まぁ組み合わせですよね。“イチジクとゴルゴンゾーラってこんなに合うんだ”とか。新しい発見があるんです。仕事の日は、厨房で朝から晩までひたすらパンを作る。でもそれだけだと発想が煮詰まってしまうので、休みの日はケーキ屋さんやレストランに行ったりして発想を鍛える。想像力を鍛えるんです。やっぱり、『BLUE JAM』でしか買えないもの…『BLUE JAM』に来たから買えるものっていうのを作っていきたいので」

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※ゴルゴンゾーラとはちみつくるみ

お客さんが満足してくれる店づくりができているか

‐今、新しく考えているのはどんなパンですか?

「乳製品・卵を使わない、健康志向のパンっていうんですかね。玄米や米粉などを使っていたり砂糖控えめのパン。子どもに食べさせるのにそういうパンは無いですか?という問い合わせがお母さま方から結構あるんですね。なので、そういったパンを増やしていければって今考えています。普通に考えたらなかなか美味しくは作れないんですね。でもそこをうまく克服できるようなパンが出せたらなって思うんです。『BLUE JAM』のパンはそれでも美味しいねって言ってもらえるような。今、スゴイパン屋さんが色々できているんですけど今後残っていくパン屋さんっていうのは、お客さんが来た時にちゃんと満足してもらえるパンが出せている所だと思うんです」

子連れで行きやすい・美味しい・安心安全。2歳の息子と行く飲食店を選ぶ時、このうちどれか1つでも満たしていれば十分。そう思っていました。当たり前に諦めていた事。でもここでは諦めなくていい。そんな場所が『BLUE JAM』。だからなのかな。お店を出る時つい言いそうになるんです。
“ありがとうございました”って。
素材にこだわり質を極めた本物の味。来る人全てを温かく迎えてくれる優しい笑顔。ココロもカラダも豊かになれる、贅沢な時間。過ごしてみませんか?

【BLUE JAM】
http://www.bluejam-fukuoka.com
福岡県福岡市早良区田村3-1-41
TEL:092-861-5888
営業時間:9:00-19:00
定休日:無し(1月1日を除く)
駐車場:32台
最寄り駅:地下鉄七隈線「次郎丸」駅から徒歩20分

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山澤 裕子(ママリボン)
福岡生まれ福岡育ち。
地元の大学を卒業後、番組制作会社に就職。以後、地元情報番組などの制作に没頭。2014年、出産を機に退職。現在2歳の息子の育児奮闘中。