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【+W@nder】ロフトワーク秋元友彦さんが考える、地方との関係づくりと働き方・その土地の価値(魅力)のつくり方

2016.11.28  

(株)ロフトワークの秋元友彦さんは、日本発の商材・サービスを海外へ届けたい中小企業とプロジェクトチームのビジネス機会創出・魅力発信を行う、経済産業省の「JAPANブランドプロデュース支援事業」(通称:MORE THAN プロジェクト)のプロジェクトマネージャーを中心に、行政や地域コミュニティと関わる仕事を行っています。プライベートでも、日本酒を媒介に東京と地域のコミュニティを繋ぐ「だめにんげん祭り」の主宰や、大阪で活動するクリエイターを応援するコーディネート施設「メビック扇町」のエリアサポーターを務めるなど、全国各地で活躍しています。そんな秋元さんに“これからの地方での働き方”という話題を中心にインタビューしました。

—仕事内容として、どのようなことをされていますか?

地域ならではのモノや人や技術などの“資源”を、国内外問わず多くの人に伝えています。拠点は東京ですが、青森や岐阜、新潟など全国各地に足を運んで、まずは住民の方々が実際にどう感じているのかヒアリングする。そこから人や物を切り口にどのように伝えていくのかをデザインする。そのようにして地域との関係性をつくることが僕の仕事のやり方です。たとえばワークショップやイベントの企画・運営、クリエイティブの制作などを通じて、伝えたいモノと届けたい人とのコミュニケーションを促しています。

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—地域の情報を得るのにメールや電話でなく、必ず足を運ぶようにされてるんですね。

いくらスカイプで顔が見て話ができるといっても、その土地のものを食べたり、住民の方々と話したりして、地域の空気を実際に感じないと見えないものがあると思っていて。その土地でしか体験できないものに出会うために足を運んでいます。

—様々な地域でお仕事されている秋元さんに今回お聞きしたかったのが、国内での今後の働き方についてです。どのように変わっていくと思いますか?

パソコンとネットがあれば十分やりとりできるので、東京にいなくともいろんな場所でできる仕事が増えてますよね。今週なんて僕、月曜日から名古屋、福岡、大阪と出張続きで、金曜に東京に戻ります。それでも東京にいるメンバーの連絡にはチャットツールなどですぐに答えられるのでコミュニケーション上支障ありません。僕が東京にいる間に話さないといけない議題があっても、事前に出張の日程もわかっているのでそれまでに話を詰めようと効率的なミーティングができますよね。その時間内で終わらせようと努めるから、ダラダラ仕事しないんです。そうなると作業効率も上がります。

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—リモートワークをすることで時間に対する意識も高まって、仕事の効率が上がるんですね。私たち福岡移住計画が展開している『+WANDER』も、ネット環境が整っている今の時代だからこそできるサービスだと思っています。その日の都合に合わせて、連携している数カ所のオフィスの中から働く場所を選べます。都心だけでなく、山の中や海辺など今までのオフィス環境としては考えられなかった場所もあります。

そのようなサービスならそれぞれの拠点同士で情報の交換をしたり、人と人との繋がりもできますよね。コミュニティが繋がると、地域の強度って増すと思うんです。そうなることで言葉だけではない、本当の『Local to Global』が実現するのではないでしょうか。地方の空港に関しても、土地があるので滑走路を広げられますよね。ということは、国際空港の規模を満たす可能性が十分あります。例えば福岡とシンガポールが、茨城とロシアが直結するようなことが起きれば、日本の産業がガラッと変わります。これまでは“何か発信するなら東京だよね”と言われていましたが、特に東京オリンピック終了後は東京一極集中型の日本のあり方が変わってくるんじゃないかと考えています。2021年以降も僕らは生きていくわけです。そういう時代の中で、自分たち自身でその土地の価値を見出したときに、初めて地域のアイデンティティが見えてくると思います。

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地域との関わりを密に持ちながら働かれている秋元さんから独自の見解を聞くことができました。発信の場が東京だけでなく、地域にも広がってくる今後が楽しみですね。

\\福岡から新しい働き方を提案!//

あなたの働きに[驚き]と[寄り道]を。
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栗山遼
熊本生まれ福岡育ち。
2016年4月に「働き方を変えた人たち」を特集したリトルプレス『HOWLAND』を創刊する。
ライターとしての活動の他に、イベントのディレクションや企業のブランディングにも携わっている。