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『福岡移住不動産 VOL.10』【久留米】賃貸でDIYし放題!?『アナバプロジェクト』が仕掛ける〝ひたすら自由な賃貸住宅〟家賃4.7万円~6.1万円

2015.12.8  

福岡移住不動産とは、物件と間取り図が大好物な編集部のメンバーが、移住者目線で、私たちが自らこれは住んでみたい!と思える物件及び、移住者の可能性を拡張してくれるお家を厳選取材し、お伝えするコーナーです。


床も壁も思いのまま!非常識すぎる賃貸物件

福岡・九州ラヴァーの方なら、知らない人はいないでしょう、ウェブマガジン『アナバナ』。〝目線を変えると見える価値〟をテーマに、九州各地のわくわくを発見・発信しているクリエイティブチームです。そんな彼らのリノベーション部隊『アナバプロジェクト』が、物件情報をリリースする(しかも、賃貸なのにDIY OK!)と聞いて、さっそく内覧に行ってみました!

西鉄福岡(天神)駅から、電車で30分ほど。西鉄久留米駅へ到着しました。久留米は、市内への利便性のよさから、暮らすエリアとしても人気。水が綺麗なことから、美味しいお米がとれたり、酒蔵がたくさんあったりと、食が豊かなエリアでもあります。

今日は、西鉄久留米駅から、さらにバスにのって10分ほど。「八軒屋」というバス停で下車しました。大通り沿いに、戸建てやマンションの立ち並ぶ住宅エリア。例の物件は、〝自転車マークが目印〟という情報をもとに、ぐるりと見渡すと…ありました!

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ここです、『サンコーポコクブ』。自転車マークなので、間違いありません。でも、何と言いましょうか…外観はなんだか〝普通〟な感じ。

工事中の一室が、『アナバプロジェクト』の事務所になっているというので、尋ねてみました。すると、どうでしょう!外観からは想像もつかないような、素敵な空間が広がっていました。広~いLDKに、むき出しの壁。その構造柱についたままのボルトなんかも、なんだかオシャレに見えてきます。迎えてくれたのは、同プロジェクトの木村隆志さん。

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木村さん「一人ひとりの生き方に、常識や決められた枠組みはいらない、という発想で、部屋の間取りという間取りをすべて取っ払ってしまったというのがこの状態です。もとは3LDKの部屋なので、壁を抜いたら大空間になりました。でも、クロスは剥いだだけだし、床は、合板の板を張っただけ。シンプルな工事しかしていません。この状態でも住めるんですが、この物件の特徴は、賃貸でありながらDIY OK、いやむしろDIY大歓迎ということ。入居者は、この何もない空間に、それぞれの〝好きなこと〟を自由に足していくことができます。住みながら育てていくような、それが、今回僕たちが提案する〝セルフリノベーションできる物件〟です。」

壁も床も、天井も、入居者が自由に変更可能。色を塗ったり、タイルを貼ったり、棚をつけたり…。「一階だったら、部屋の中に土間をつくったっていいですよ」と木村さん。なんてフリーダム!そこへ持ってきて、さらに驚きなのが、なんと、この物件、退去時に〝現状復旧しなくていい〟そうです。

木村さん「賃貸とはいえ、いろいろ制限をつけてしまうと、自由な発想の妨げになるかな、と思ったんです。家主の強烈な〝好き〟が表現できることで、家に愛着が生まれる。愛着があるから、ずっとここに住みたいと思ってもらえる。それが目指したい状態だったので。」

豆鉄砲の連続に、もう驚きが隠せません…。すでにリノベーションされている賃貸は今や珍しくないですが、入居者が自ら手を加えることが出来て、それがこんなに自由とは。まず、この条件を飲んでくれたオーナーさんがいたことに驚きです。そんなに懐の深いオーナーさん、どうやって見つけたんですか?

木村さん「実は、オーナーさんの方から声をかけていただいたんですよ。所有のマンションにだんだんと空室が増えてきたので、なにかいい手立てはないかと、相談を受けたのがこのプロジェクトの始まりです。〝古いマンションを維持しようと思ったときに、リフォームすることも、広告をうつことも、なんだかぴんと来ない。もっと本質的な部分で解決を〟というのが相談の内容でした。それならば、一つ一つの部屋を、ただの仮住まいのハコではなくて、住み続けることで愛着の湧く場所にしてしまおう、と。そうして、住まう人が暮らしを自由に楽しめる〝セルフリノベーション〟という結論に行き着いたんです。」

大家さんは、コミュニティ管理人!

オーナーの白石さんにも少しお話を伺いました。

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白石さん「リノベーションでもリフォームでもなくて、セルフリノベーションというのが聞きなれないこともあって、最初は、不安もありました。でも、仕上がるごとに楽しみになってきましたね。ここで、誰の、どんな暮らしが始まるんだろうと、想像するだけでわくわくします。オーナーとしては、これから住人同士の顔が見えるようなイベントを企画していきたいなと思っています。今回のプロジェクトを機に共用庭を造ったので、バーベキューなどのイベントも定期的に開催していきたいですね。春になったら、裏の山でたけのこが沢山取れるから、みんなに食べてもらわないと食べきれないし(笑)」

実は、白石さんは、『サンコーポコクブ』の1階にある自転車屋『サイクランドシライシ』の店主でもあります。趣味がトライアスロンというだけあって、お店にはロードバイクがずらり!お店には、購入・相談・メンテナンスという名目(?)で、おしゃべりを楽しみにやってくるライダーも多いようで、そんなエピソードからは白石さんの人柄がうかがえます。

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木村さん「住み続けたくなる賃貸住宅、というテーマは、自転車屋さんで振る舞う白石さんの姿から着想を得ました。自転車屋さんの経営と同じように、大家さん業も楽しめるように。そして、白石さんならそれができると思いました。このプロジェクトが始まるとき、白石さんには、〝このマンションのコミュニティ管理人になってください〟とお願いしたんです。入居者が増えることは、家族・仲間が増えること、人生が豊かになること。そんな好循環の中で、マンション運営を楽しんでもらえたらいいな、と思っています。」

さあ、いよいよ物件見学!

今回は、白石さんの所有する『サンコーポコクブ』と『サンコーポシライシ』のうち数部屋がセルフリノベーションできる物件として、リリースされます。まずは『サンコーポコクブ』からご紹介。

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部屋の半分が、土間!大胆極まりない【103号室】家賃:61,000円

焼き物のような風合いの土間に、むき出しの壁。壁には、コンクリートを流し入れた枠の跡が、市松模様のように残っていてなんだか可愛い。クロスの下に現れた、大工さんの覚え書きのようなものは、これをアートとして残すか、それとも自分色に塗り替えるか、それも入居者の自由ということです。

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お気に入りの自転車を並べてみようか、ものづくりが趣味なら、週末はギャラリーとして開放するのもいいかもしれない。冬は寒そうだけど、ラグを敷いても素敵だし、青い光のアラジンストーブが似合いそう。

17畳の土間のほかには、6.7畳の個室がひとつ。シンプルな造りのキッチンと、浴室・トイレといったスペーシング(キッチン・浴槽・トイレは各部屋同じ仕様)。ちなみに専用庭があるのは、1階の特権です。

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コクブ_専有庭

間取り(103号)はこのような感じです。
各部屋によって若干ことなりますので、詳しくは内見もしくはお問い合わせください。

コクブ

▼こちらは、別のお部屋。床の全てに合板を張ったパターンです。
こちらも綺麗で素敵です。

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ちなみに…

『サンコーポコクブ』のまん前には、ホームセンターがあります。その近さ、歩いて30秒(信号を待たなければ)。軍手を買い忘れても、ねじのサイズを間違えても、ペンキが足りなくなっても大丈夫! DIYするには最高の立地です。

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アーティストの住処に『サンコーポシライシ』

『サンコーポコクブ』から5分ほど歩くと、今回ご紹介するもうひとつの物件『サンコーポシライシ』に到着。大通りから少し入っただけで、こんなにもちがうものかと、驚くくらい閑静な場所です。

シライシ_外観3

木村さん「『シライシ』は比較的静かな立地なので、オフィスやアトリエ兼自宅といった使い方が似合うかなとイメージしています。特にこれからご紹介する101号室は、マンションの顔となる場所なので、素敵なアーティストさんに入ってもらえると嬉しいですね。」

特別階段・専用庭もついてくる【101号室】家賃:52,000円

101号室には、なぜか専用階段がついています…この特別感がちょっとうれしい。

玄関を入ると、土間が続いて、続いて…なんとベランダまでつながっていました!(笑)家に入ったけど、そのまま靴を脱がずに外に出られるというわけです。

木村さん「101号室にだけ、庭が付いています。だから、庭も含めてアトリエのようにして使ってもらえると嬉しいですね。」

シライシ_101号室

▼こちらは、203号室。25畳のLDKで、レイアウトもしやすそう

シライシ_203号室

『コクブ』『シライシ』ともに、ご紹介した部屋以外に、全く手を入れていない元の間取り(3LDK)の部屋もあって、それは少し割安で借りられるとのこと。もちろんその部屋に関しても、セルフリノベーションOKです。

入居希望の方には、ゆるい面談が有ります。

入居希望の際には、オーナーの白石さんと管理会社、アナバプロジェクトが同席する4者面談があるそうです。

木村さん「賃貸で面談なんて聞いたことないと思いますが、今回は、顔の見えるコミュニティをつくりたいと思っているので、こういったステップをつくりました。いろいろと制限を設けているわけではないので、ご安心下さい。〝やりたいこと〟さえあれば、ここでの暮らしは楽しめると思いますし、僕たちが目指すコミュニティのイメージに共感してくださると、なおいいですね。たくさんのご応募をお待ちしています!」


まとめ

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自分好みにカスタマイズしたお部屋での暮らしは至福の時間になるのではないでしょうか。
毎朝のコーヒーも美味しくなりそうです。

・福岡市内へも通勤圏内の久留米エリア
・4.7万円~の賃貸物件で、全室DIY大歓迎
・退去時、現状復旧の必要ナシ
・徒歩圏内にホームセンターあり。道具・材料調達し放題
・BBQなどマンションのイベントが定期的にあって楽しい
・入居時は、4者面談あり(気負わずどうぞ)

移住を希望・検討している人は、自分の価値観や考えをライフスタイルに落としたいと考えている人も多いはず。しかし、新しい土地でいきなり物件を所有するハードルが高いことを考えると、〝セルフリノベーション物件〟というのは、最高の条件かもしれません。

実際この物件に興味がある方は、下の問い合わせボタンをクリックして、編集部までご連絡ください。

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藤井 優子
山口県下関市出身。
福岡でタウン誌の編集を経て、フリーライターに。主に暮らしや結婚などライフスタイルにまつわる媒体に携わる。糸島市HPにてコラム「糸島くらし」、福岡R不動産サイト「移住者インタビュー」などを連載。